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love 10 ページ10

先を歩く俺の手を

後ろから掴んで、


振り向けば目の前に

綺麗に整ったタマの顔面…


う、くそー。


やっぱこいつもイケメンだな。


その上背も高いし

そりゃこんなんから誘われたら

一発でコロリだわ(笑)


ぅわ、でも

さっきの女の人の香水キツ…









玉「ミツ?なに、変な顔(笑)」


北「さっきの人の香水、キツイ」


玉「え?あ…ごめん(笑)じゃあ、」




ーバシャッ




北「っわ、ちょっタマ?なにして、」


玉「ちょうど水持ってたから」


北「ちげー!そういう意味じゃ、」


玉「これでいい?ごめんね、
  本当はミツしかいらないんだけど
  なかなか手に入んないから(笑)」


北「なんの冗談だよ、…っ!」


玉「だからー、何度も言ってるけど
  冗談なんて言ってないってば(笑)」


北「ちょ待て、タマ、手…」




玉「足りないよ全然。ミツで満たして?」





ーぐいっ





北「っン!!…、んッ…た、ま」


玉「ん、やば。きもちー…」


北「んぁ、っ…ンッ、ン…」


玉「ちゅ…ふふ、これでまた秘密が増えた」


北「はぁはあ、…タマ、」


玉「ミツとキスするの、2回目だよね?
  この前より上手くなった?」


北「//んなの知るかっ!」


玉「んはは、ミツ好きだよ?」









こんなの間違ってるって

わかってるけど

タマのこの手に捕まれば


逃げ場を失って

ただその甘いマスクと

甘い言葉に翻弄される


ただ人肌を求めるタマより

その影に藤ヶ谷を重ねてみる俺の方が


よっぽどタチ悪いよな…


ぶん殴ってでも

拒否できるタマとのキスを


俺は2度も受け入れた。









玉「そろそろ帰んないと、マジで
  横尾さんにキレられるかな(笑)」


北「そう思うんなら走れ!」


玉「ふふ…ミツありがとね」









頭からかぶった水に

滴るその顔を


俺はやっぱり綺麗だと思った。


そして、

もうこれが最後だと誓う…


寂しさは埋められても


この想いは、


藤ヶ谷にしか埋められないんだから。


利用してごめん…


ードキドキドキ


そう、胸が鳴るのは



やっぱり




藤ヶ谷だけだ。









北「…タマ、ごめん、俺」


玉「言わないで。わかってるから」


北「え?」


玉「あーあ、そのまま流されてくれて、
  俺を利用してくれて良かったのに(笑)」

北「?!タマ、お前…」


玉「好きなんでしょ?ガヤのこと」









うん、そう

藤ヶ谷が好き。


報われなくても、好きなんだ。






.

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みちゅ - 打ち間違え多くてすいません!! (2017年1月19日 23時) (レス) id: 6166b2c16d (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ - とても面白い作品ですね!続きがきになってしまいます、やられ笑がきになってしまいます、、、笑気長に更新されることを待ってますね!頑張ってください!! (2017年1月19日 23時) (レス) id: 6166b2c16d (このIDを非表示/違反報告)
せり(プロフ) - りこままさん» 私もやっとパソコンが直り再開したところです。相変わらずのいいおはなしで楽しみです。待ってますね。 (2016年12月26日 15時) (レス) id: 193eb9f391 (このIDを非表示/違反報告)
りこまま(プロフ) - 藤北ラブさん» 応援頂き、ありがとうございます!こちらも遅くなりましたが更新致しました。最後まで暖かい目で読んでいただければ光栄です★いつもありがとうございます(^^) (2016年11月4日 19時) (レス) id: 32d667eec2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - いぇいぇ。これからも頑張ってくださいね。 (2016年10月22日 10時) (レス) id: bc8d395f08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りこまま | 作成日時:2016年2月18日 22時

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