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love 6 ページ6

燃料の補給を終えた横尾さんが

タイミング良く…

いや、タイミング悪く船に戻ってきて


びしょ濡れになった

俺を見るなり









横「ミツ?ちゃんとあとで説明して」


北「あ、…はい。」


横「太輔は今から、話聞くから」


藤「え?俺も?(笑)
  …お手柔らかにお願いします」


北「んじゃあ俺、シャワー浴びてきます」


横「ミツ、ごゆっくり」









って、

恐ろしいほど優しく笑うその顔は

マジでヤバくて(笑)


まぁ、1度やっちまったからなー。


島を出る3日前…

不安で押し潰されて

自暴自棄になった俺は


意識が途切れるまで

ひたすら剣を握ってた


雨が降っても、夜になっても


一日中ずっと…


様子を見に来た

藤ヶ谷と横尾さんに見つかる頃には

フラフラで倒れる寸前で


気づいたときには

ベットの上だった






ーシャーーー…









北「はぁー、成長しねーなぁ俺も(笑)」









思えば、小さな頃から

周りが見えなくなる事があった。


そう、

初めて自分の気持ちに気づいた時

あれが最初だったかなー


確か12才くらいか?

初恋がどうのこうのって

ミナミたちが話してて



『お兄ちゃんは、誰か見てどきどきする人
 居ないのー?』



とか言うから

思い返してみても居なくて


ふと隣に居た藤ヶ谷を見れば

なぜかその言葉に感化かれたように


ードキドキドキって


胸が鳴るから…

初めてそれが"恋"なんだと知った。


その日は

それから藤ヶ谷の顔なんて

まともに見れなくて(笑)


ひたすら島中走ってたなあー。



つーか、あれから何年だよ!

俺の"初恋"とやらは

いまだに続いてんだけど(笑)









藤「おーい、北山ー?」




ーコンコンッ




北「っえ、あ、え?!」



藤「ぼーっとし過ぎて溺れてない?」



北「は?(笑)シャワー浴びるだけで
  溺れねーよ!」



藤「そ?(笑)じゃあそろそろ出ておいで?
  渉がシビレ切らしてるから」









シャワーのドア越しに

いきなり現れた藤ヶ谷の声


そうそう!

あの島中走り回ってた時も

途中のふもとから突然現れて、



『いつまで走ってんの?(笑)』



って笑うから…

自覚したあとで、

やっぱり胸は鳴って



『ほら、もう帰るよ?…北山?』



そうやって

俺に向けて伸ばされた手を

握り返すことが


あんなに幸せだって思ったのも


藤ヶ谷が好きだと

わかってから


俺の初恋は、

あの時から止まったままだ。





.

love 7〜藤ヶ谷→←love 5



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みちゅ - 打ち間違え多くてすいません!! (2017年1月19日 23時) (レス) id: 6166b2c16d (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ - とても面白い作品ですね!続きがきになってしまいます、やられ笑がきになってしまいます、、、笑気長に更新されることを待ってますね!頑張ってください!! (2017年1月19日 23時) (レス) id: 6166b2c16d (このIDを非表示/違反報告)
せり(プロフ) - りこままさん» 私もやっとパソコンが直り再開したところです。相変わらずのいいおはなしで楽しみです。待ってますね。 (2016年12月26日 15時) (レス) id: 193eb9f391 (このIDを非表示/違反報告)
りこまま(プロフ) - 藤北ラブさん» 応援頂き、ありがとうございます!こちらも遅くなりましたが更新致しました。最後まで暖かい目で読んでいただければ光栄です★いつもありがとうございます(^^) (2016年11月4日 19時) (レス) id: 32d667eec2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - いぇいぇ。これからも頑張ってくださいね。 (2016年10月22日 10時) (レス) id: bc8d395f08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りこまま | 作成日時:2016年2月18日 22時

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