＊＊Gravity＊＊〜F×Ki〜

love 21 ページ21

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北「よし、そろそろだな」


藤「北山？」


北「わかってるって。必ず目印を、」


藤「ばか。もういっこも大事でしょ？」


北「…ん、無理はしねーから。約束」


藤「俺も、必ず迎えに行く。」





ーコツン






……ぎゅーーっ！







北「っ？！な、なんだっ？？」


藤「ニカ？」









藤ヶ谷との拳を合わせて

約束の合図をしたと思えば


不意に背中から

力強い手が回された









二「ほんっとーーーに、帰って来てよ？
　 じゃなきゃマジで許さない。」


北「二階堂、、うん。ぜってー戻る。」


二「本当は、この手離したくないけど
　 離したらミツ行っちゃうし…」


千「………ニカ、」


二「わかってる。…いってらっしゃい、ミツ
　 俺らもすぐ追いかけるから」


北「おう！二階堂、千賀、ありがとな！！」


宮「色々とごめんね。…ミツのこと絶対に
　 みんなと連れ戻すから！」


北「いや、お前のおかげだよ。笑
　 期待して待ってるわ」


横「気を付けて。本当に、頼んだよ？」


北「任せとけ！……横尾さんは藤ヶ谷のこと、」


横「太輔のことは心配しないで、大丈夫。」


北「ん、横尾さんが居れば安心だな！」


玉「……ミツ、可愛いから捕まればすぐに
　 ボスに会えると思うよ？」


北「んー、それって喜んでいいのか？笑」


玉「どうかな？笑…でも本当に気を付けてよ？
　 俺から食われる前に食われないでね。」


北「ぶっはは！気を付けます。笑」


藤「…じゃあ、俺たちはあっちで見張ってる」


北「了解！」









なんでだろ…


これからだってのに、

全然緊張も不安もない。


こいつらのこと

俺は信じてるから。


必ずまた会えると、

信じてるから。


それに、、、









藤「ッ…北山っ！！！」






北「っえ？」




藤「また会えたらもう一度
　 抱きしめさせて

　 …この腕で、もう一度。」




北「…ったりめーだろ。
　 一度じゃなく、何度もだ！笑
　 いってきます！！」









恥ずかしさも感じず

少し離れた距離から

声を広げて



藤ヶ谷の声がまっすぐに届く。


俺もお前に届くように。



必ず、成功させてみせる。









二「…二人の世界に、急に入んないでよ。笑」


藤「！？、、ごめん。」


玉「イチャつくの禁止。」


藤「！！、、ごめん。笑」








俺らなら


絶対に大丈夫だよ。





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