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episode 10 ページ10

それから、

コンビニに駐車して

藤ヶ谷さんの電話が終えるのを待つ間


とりあえずマネージャーとして

飲み物くらい買った方がいいよね?


ってことで、

コンビニに来てみたけど…


えーーっと、


ちょっと待って


私、まだ全然知らなかった

皆さんって普段なに飲むの?









「…………こんなに種類あったっけ」


藤「ジュースの棚とにらめっこ?」


「?!っふ、じがやさん…
 大丈夫ですか?車から降りちゃって」


藤「少しくらい平気だよ(笑)
  それより、」


「え?」





ぽんぽんっと

目の前につまれる飲み物






藤「渉は健康にうるさいから、
  水かビタミンが入ったものね?」


「…ビタミン」


藤「そう、それで宮田と二階堂はコーヒー。
  甘くないやつ。で、千賀は紅茶」


「コーヒーと、紅茶?」


藤「それからタマは気分屋だけど、これ、
  炭酸水で大丈夫。あと俺はこれ、」


「炭酸水、藤ヶ谷さんは…イチゴミルク?!」


藤「ん、そう(笑)今ハマッてんの。
  覚えておいて?」


「!!は、はい。あ、あと、北山さん…」


藤「あー、北山は普通にお茶でいーよ」


「え?(笑)」


藤「北山って意外に"普通"が好きなんだよ(笑)」









そう笑って教えてくれる藤ヶ谷さんは

やっぱりメンバーのこと

すごく好きなんだなって思った。


そんな柔らかな笑顔は

あまりテレビでは見かけないから…


『キャラクター』


というツールに

どうしても個性を出さないといけない

そんな立場の人達は


自分を上手くコントロールして

生きてるんだなって…


いや、そうやって

生き残っていくんだろうな…









藤「北山もすぐ合流するように言ったから」


「え?合流って、」


藤「引っ越したこと言わなかったのは
  北山の責任だから、ここに来させる」


「え?!そんな、迎えに行きます!」


藤「いいの。たまには懲らしめないと(笑)
  もう30歳だしイイ大人でしょ?」





ーゴンッ





北「イイ大人で悪かったなー」


「っ?!き、た、やまさん…
 なんでコンビニまで入って来てるんすか!」


北「なんでって…」


藤「にしても来るの早くない?(笑)」


北「ん、ここからめっちゃ近いんだよ!」


「なに、呑気に世間話してるんですか!!
 2人揃うとどうしたって目立ち…」






ーざわざわ






あー、やっぱり。



マネージャーになって2日目…


いきなりピンチです。

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りこまま(プロフ) - 玉北ちゃんさん» 大変お待たせしてしまい、申し訳ありません。諸事情があり落ち着きましたのでまた再開致します!コメント頂きありがとうございました(//∇//)宜しければまたお立ち寄りください。お待ちしております☆ (2016年4月9日 21時) (レス) id: 32d667eec2 (このIDを非表示/違反報告)
玉北ちゃん - 更新の方はまだですかー?早く読みたいですっ! (2016年3月3日 18時) (レス) id: 67a9d41610 (このIDを非表示/違反報告)
りこまま(プロフ) - 玉北ちゃんさん» 玉北ちゃん様こんばんは!初めまして、コメントありがとうございます(//∇//)そして嬉しいお言葉ありがとうございます!!今後も、一波乱二波乱ありながらも楽しく書ければと思います。ぜひお付き合い頂けると嬉しいです♪ (2016年2月20日 18時) (レス) id: 32d667eec2 (このIDを非表示/違反報告)
玉北ちゃん - 読ませて頂きました!とても面白いです!更新待ってます♪ (2016年2月20日 16時) (レス) id: 67a9d41610 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りこまま | 作成日時:2016年1月15日 14時

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