アイドルのマネージャー始めました

episode ９ ページ9

ああきっと、

藤ヶ谷さんみたいな人が

"THE アイドル"っていうんだろうな…


隠しきれないオーラと

そのたたずまいも雰囲気も


全部が"アイドルです"って

主張してるみたいに…


すごいなぁー。


キスマイの皆さん、

すむ世界がまるで違う。


私なんかがよく

マネージャーなんてやってるよね、、


ジャニーさん…

さすがに今回の採用は

見る目なかったと思うなぁ。


私なんかがやっぱり


踏み入れるべき場所じゃない。


知れば知るほど、


ずっと遠くに感じる…


これから、


やっていけるのかな









藤「あさひー？なんか、元気ない？」


玉「ん？あれ(笑)またそっち戻ったの？」


横「なんでまた元気がなくなるの？
　 どのタイミング？(笑)」


藤「え？なにが、」


「っ、な、なんでもありません！」


藤「…あさひってさ、分かりやすいよね(笑)
　 全部顔に出るっていうか…」


横「太輔、そのくだり
　 さっきもうやったから(笑)」


玉「全く同じこと言ってるし！(笑)」


藤「あ(笑)そうなんだ？ごめんねあさひ」






ーぽん






「っわ、…だ、大丈夫す」


藤「ん？そう、よかった(笑)」









北山さんにしろ、

藤ヶ谷さんにしろ、


こーゆースキンシップに

慣れてるの？


ていうか、

普通に同性としても

こんなことされたら照れるよ…


もちろん私のこと

男の子って

思ってくれてるんだろうけど


なんか私、

情緒不安定だなー(笑)









「気合いだっ…最後、北山さん行きまーす」


藤「ん？独り言(笑)？」


玉「んはは、やっぱ面白い」


藤「あさひってなんか、変わってる？よね(笑)」


玉「そーね、なんだかね(笑)」


横「あれ、ミツん家そっちだっけ？」


「あれ？？え、違いますかっ？！」


藤「確か反対方向じゃない？
　 最近引っ越したって連絡あったよね？」


横「俺は昨日聞いたけど」


藤「っえ？知らない？」


玉「俺も聞いてなーい」


藤「なにそれ、北山言い忘れてんの？」


「すみません、わ(たし、じゃないっ)
　俺も新しい住所知りません…」


藤「ったくー、あのポンコツ………
　 あ、もしもし？北山？」









そっか、

一通り目を通した資料で

昔から"シンメ"と吟われた二人は


今は付かず離れずの距離だと

鈴木さんは言ってたけど、


なんだかんだで

信頼してる、というか

見せないだけでわかり合ってる…


そんな感じなんだ。


なんか、


それって格好いいな。






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