アイドルのマネージャー始めました

episode ６ ページ6

翌朝６時

思った以上に

ハードなスケジュール


これが今最もときめく

トップアイドルの現状なんだよね…

だけど、本当にハード…


鈴木さんの言ってた『体力勝負』

っていうのが理解できる。


それから、私の苦手な


『頭の回転』


……かなりのロウスピード

なんだよなー私(笑)




あはは、は…



って、



昨日の北山さんのせいで


全然寝れなかった頭は


より一層に回らない…



あんな近くでイケメンさん見たの

久々過ぎて、

全然頭から離れない。



北山さん



どうにかして下さい。









玉「おっぱよー」


「おはようございます、玉森さん」


玉「ん？元気なくない？」


「えっ？！」


玉「んはは、人との付き合い方って
　 嫌でも慣れてくからね。俺ら」


「……すごいですね、」


玉「アイドルも意外と大変ってやつ？(笑)」


「いえ、すごい大変だと思います。
　たった１日ですけど肌で感じました。」









そう


覗かせてもらった収録スタジオ


そこには、ずっとキラキラと

終始笑顔が咲く輪の中で

計算されたタイムテーブル


時間は狂うことなく進んで

時には笑い、わちゃわちゃしながら

絞めるところはバシッと。


そんな"当たり前"のような事を

当たり前にやってのける皆さんは

すごく格好良かった…


だって

全然"当たり前"なんかじゃない。


私にとっては神の領域









玉「…ふふ、あさひって素直だね」


「そんなんじゃ…ただ、本当に
　そう思いました。」


玉「そっか。なんか嬉しいかも(笑)」







ーふわふわ








そんなふうに笑う

玉森さんの笑顔って、

本当に素敵だな…


アイドルにも

たくさん種類？があるみたい(笑)


玉森さんみたいに、ふわふわして

なんだかペースを持っていかれちゃう

癒しのアイドルと


北山さん、みたいに…

可愛らしさの裏側にある

男前な格好いいアイドル


あ、そうそう

セクシーな雰囲気で

全てを任せてしまいそうな、

フェロモンアイドルの藤ヶ谷さん


まだ本当に

少ししか話してないけど


一人一人個性が強くて、

すぐに覚えられる


まだ知らない部分も

他の４人のことも

これからどんどん知っていくのかな？


それなら、


すごく楽しみ…






ーバンッ








横「おはよう、お迎えご苦労様」


「おはようございます、横尾さん」


横「あれ、なんか…元気ない？」


玉「ぷ(笑)」









本当に、


アイドルってすごい……






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