アイドルのマネージャー始めました

episode １９ ページ19

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北「…で、わざわざ送ってくれるってことは
　 あさひのこと話してくれるってこと？」


鈴「あんた達、どうするつもりなのよ」


北「どうするもなにも、」


藤「危な過ぎない？
　 これから隠し通すつもりでしょ？」


鈴「…ハレバレかしら、やっぱり(笑)」


北「まぁ普通に接する分なら、
　 可愛いらしいマネージャーだなぁで
　 済むこともあるだろうけど…。
　 結果、俺らにはバレてるし。」


藤「女の子がねぇ、わざわざ"男装して"って
　 ドラマじゃあるまいし…
　 それなりの理由があるんでしょ？」


鈴「…ごめんなさい、今は詳しく言えないの。
　 ただ、社長からの推薦と
　 必然的に貴方達の代理マネージャーを
　 探してたっていうのが重なって、、」


北「うーん、、厳しいようだけど
　 あくまであさひの事情は俺らには無関係。
　 だからこっちに害が及ぶことになるんなら
　 このままって言うのは無理かな。」


藤「まあね、それはそうだけど…
　 でも俺はもう少し様子を見てもいいよ？
　 仕事には真面目に取り組んでるし」


北「いやいやそれは当たり前、」


藤「それに今、マネージャーが不在だと
　 スケジュール的にも厳しいと思うけど？」


鈴「あの子は、ずっと何年も事務で働いて
　 バリバリのOLだったの。
　 だから任された仕事を投げ出すような
　 そんないい加減な子じゃないわ。
　 それは保証する。…もし、どうしてもって
　 言うなら"次の代理が見つかるまで"は
　 見守ってくれないかしら」


藤「いつか、話してくれるの？」


鈴「それは……」


北「っはぁ〜。ったく、
　 厄年だな、マジで(笑)
　 わかったよ！」


鈴「！！」


北「とりあえず、俺らにマネージャーは必要だし
　 あさひにもそれなりの事情があって
　 100％で仕事やってくれるんなら認める。
　 ただ、少しでも怪しいと思ったらその時は
　 容赦なく辞めてもらう。いい？」


藤「俺はそれでいいよ」


鈴「…ええ、わかったわ。」


北「まあー、他のやつはまだ気づいてねーから
　 あえて言う必要はまだないと思うけど…
　 感づいた時はまた話し合いが必要になるな」


藤「宮田…玉森あたりが気づくかもね」


北「んー、玉はもしかしたら気づいてるかも
　 だけど本人が言うまでは放っておく(笑)」


鈴「…本当に大人になったわね。ありかとう。
　 恩に着るわ。」


北「あさひには、どうすっかなー。。」







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