未定 (ページ6)

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決心ページ6

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小「A！」

勢いよくドアが開き息を切らした小島が、へたりこんだままの自分の元に駆け寄ってくる。

小「大丈夫か？何があったん？」

あれ、おかしいな。こじけんの顔みたらなんか涙出てくる。

「こじけんごめん。心配かけて、、」

小「そんなんええねん。とりあえずそっちの椅子座り」

「うん、、」

涙が止まらない自分にこじけんは黙ってティッシュを持ってきてくれた。

「ありがと、、」

それからすぐにマネージャーさんと他のメンバーが控え室に戻ってきた。

マネ「A、ちょっと話せる？」

「はい」

マネージャーさんの後について部屋を出ようとした時

小「俺も一緒にいきます」

マネ「A、どうする？」

「ありがとう。でも自分で話せるから、待ってて」

小「そっか、分かった」

そうして2人で別室に向かった。

マネ「A、なんか思いつめてることがあるんやったら、正直に言うて欲しい」

「自分は、、」

今日のことでハッキリした。

自分は包み隠さず、今まで抱えてきた自分が女であることへの違和感と、今日の自分の姿を見て感じたことをマネージャーさんに伝えた。

マネ「そうやったんや。気づかんくてごめんな」

「そんな、こちらこそ黙ってて本当にすみませんでした」

マネ「このこと、メンバーには？」

「まだ、こじけんにしか言ってません。でも、ちゃんと自分の口から伝えようと思います」

本当に、もうこれ以上の迷惑をかけるわけにはいかない。

もし自分がみんなのデビューの妨げになるようなことがあれば、その時は────────

アイドルになる夢は諦めよう。

そう心に決め、メンバーに自分のことを打ち明けることに決めた。