頑張る男の子は世界の宝【瀬名泉】 (ページ3)

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セナセナページ3

A・

「Aさーん、お話があるので、あとで社長室いらっしゃい。」

急に事務所の社長に呼び出された。このあと新人の、"ひろきくん”の撮影ついて行っときたいんだけどなぁ。まだ現場に慣れてないあの子のメンタルケアのためにも、出来るだけ。

誰かに変わってもらわないとかな…もうそんな時間もないけど…

ｺﾝｺﾝ

「どうぞ」

早く終わるといいが…と少々失礼なことを考えながら、

自分が初々しかった高校生の時よりも、だいぶ軽く感じる社長室のドアを開く。

『失礼します。』

▼△▼△

『あ、つまり、移籍……ですか？』

「そうそう、話が早くて助かるよAくん。

でもねその移籍先、アイドルライブ番組を持つテレビ局とか、モデルより、アイドルを主に担当することになるけど、大丈夫だよね？

もうこの業界も長いし、きみなら出来ると思って。」

『えっ、モデルじゃないんですか？』

突然話し始めたかといえば私が事務所の機関を移籍させられるってことのようだ。

しかも、モデル業界から離れると

「P機関、この前話したでしょ？それに関することでさ」

・

・

「勉強、してきたら？」

『………分かりました』