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「…ぎ……ん…さ…？」
訳が分からない、とでもいいたそうな顔でこちらを見ている。
サプライズ的なアレは成功、ということでいいな。
というより…Aが出てからまだ数日しかたってねェけど、こんなにも愛おしいと思うのは本当に俺が好きすぎるから。
「旦那、仕事内容とかは姐さんに聞いてくれィ、んじゃ、俺は俺の仕事があるんで」
そう言って出ていく沖田くん。
…うん、今ここには元万事屋が集合している。
「…A」
沈黙の中、言葉を発した神楽。
そして、Aに抱きついた。
驚いてはいたものの、Aはきちんと受け止めていた。
「A…寂しかったアルヨ…なんで急にいなくなってるアルか…！」
そう、今まで心の中に溜まっていたものを吐き出す神楽。
「ｸﾞｽｯ…そ、うですよ！！急にいなくなったりして…！僕だけじゃ、この人達の面倒、見切れませんよ！！」
少し涙目の新八。
なんか酷いことを言われている気がする。
その新八の言葉にもここに俺らがいることにも驚いているAはなかなか喋ろうとも動こうともしない。
いわく、放心状態、というものだ。
「………A」
今まで黙っていた俺は声を出す。
するとAも放心状態から解放された様子を伺わせる。
「おめェ、なに告白言い逃げしてんだコノヤロー」
そう言うとAの顔はだんだんと赤くなる。
「あ、それ、は、え…と、」
今度は焦り始めた。
「神楽、ちょっとどけ」
「うぅ〜、A、また後でたくさんお喋りしてネ」
そう神楽が言うとわかったと小さい声で返した。
俺は神楽がいなくなった後、Aの前で仁王立ちする。
今の状況は、Aが正座で座っている前に俺が仁王立ちをし、後ろからガキどもが見ている、という状態。
なんか、カオスだな。
「おめェはよォ、俺の事好きとかって言ってたけどなァ？」
俺はそのまましゃがみこみ、Aの頭を俺の胸に押す。
「俺だって、前からAのこと、好きだったんだけど？」
「…へ」
俺が一世一代の大告白をしたというのに返ってきたのは変な声。
「つーことで、今日でここのバイトはおしまーい！お前もおしまーい！！よっしゃー、万事屋けーるぞー」
「え、ちょ、ま、銀さん！！」
俺が早々と帰ろうとするとAから呼び止められる。
「私、帰らない」
.
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なつき - 一話目から一気に読みました！もう、すごく面白かったです！楽しい小説ありがとうございました！応援してます！ (2019年12月27日 13時) (
レス) id: 0d6f6a630f (このIDを非表示/違反報告)
神葉 - お月見編、、、、とっても良いお話ですね！！楽しかったです！特にリクエストはありません。作者の方に苦労させてはいけませんからね。偉そうにすいません！！ (2019年10月19日 19時) (レス) id: 9b2847d2a0 (このIDを非表示/違反報告)
lazuli(プロフ) - 書いて下さってありがとうございます！すごく良かったです！！ (2019年9月9日 7時) (レス) id: dd2f92049f (このIDを非表示/違反報告)
lazuli(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！リクエストです！銀さんと二人でのんびりお月見…とかお願いできますか？ (2019年9月8日 16時) (レス) id: dd2f92049f (このIDを非表示/違反報告)
XoxoBl00d(プロフ) - 今全て拝読致しました〜！！恋歌さんが描かれる銀時最高にいいです(( これ終わると私の生き甲斐が…← 大好きです！/// これからも勝手に応援しております！ (2019年9月8日 8時) (レス) id: ea837440b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋歌 | 作成日時：2019年8月16日 1時
