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万事屋を出てから1日目。
真選組にお世話になる初日。
私は総悟くんの隣で寝ることになり、今、いつも通りの時間に起きたところ。
と言っても、ご飯を作るだけだし、みんなの食べたいものとか、まだ分かってないから、初日はのんびりしていよう。
…ちらっと少し間が空いて、隣で寝ている総悟くんの顔を見る。
「寝顔が可愛いのはお前もか!」
小声でそんなことを呟き、コツッと殴ろうとしたが、起きたあとが怖いので辞めておいた。
とりあえず…食堂にでも向かってみるか。
今までは、自分たちで作ってたらしいけど、よく分からない。
夏だからといって、朝と夜は寒い。
総悟くんの部屋を出て、廊下に足を踏み出すと、足から冷たさが伝わってくる。
体を少し震わせながら、ギシギシと音を立て、食堂に向かう。
今起きてる人なんて、私ぐらいしかいないんじゃないか?
なんて、考えているけど。
…?電気、点いてる。
私はしゃがみながらそーっと、障子を開け、隙間から覗く。
あ、土方さんだ。
こんな時間までお仕事お疲れ様です
私はまたそーっと、閉め、立ち上がろうとした。
「おい、A。そこにいるのは分かってんだ。」
その声にビクッとしてしまう。
そして、立ち上がり、今度は堂々と障子を開ける。
「あはは、土方さん、おはようございます。」
なんて、内心焦りながら言う。
「あぁ、おはよう。おめェやけに早いな」
「私、この時間に起きるのがもう習慣づいちゃってて。」
すると、そうなのか と、返ってくる。
土方さん、ずっと仕事してたんだな、大変だ。
…そうだ。
「あの、土、片さん」
そう呼ぶと あ? とこちらを見ずに声を出す。
「お腹減ってません?私なにか作りますよ」
疲労が溜まってる今に言う言葉ではなかっただろうか。
端的に話す様を見ると、相当疲れているようだ。
だからこそ、あまり、喋りたくないのでは無いのか、と思ってしまう。
少しの沈黙後、土方さんは、少し微笑んで…
「んじゃ、よろしく頼むぜ」
加えて、今終わってる書類が終わり次第、食堂行く、と言われた。
その言葉を聞き、私はすぐ準備しますね、と伝え、土方さんの部屋をあとにした。
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あい(プロフ) - 夢主を探している、ぎんさんのside見てみたいです!更新楽しみにしてます (2019年7月24日 23時) (レス) id: 6a8167697e (このIDを非表示/違反報告)
美闇 - 面白いです!頑張ってください!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 9b2e6e7bfa (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - これからの展開が楽しみです……!!! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 8fe6acde2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋歌 | 作成日時:2019年7月19日 18時