キミとピアス３ (ページ10)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:25,517 hit

．ページ10

大『おめでとー！！！』

翔『お前らおせーよ！！』

涼『やっとだね』

大介、翔太、涼太の3人は呆れながらも祝福し

ラ『Aさんのこと幸せにしなかったら許さないからね！？』

康『え、えぇ！？そういうことやったん！？ラウールが言ってるん誰か分からんけどふっかさんおめでとう！！』

ラウールと康二は泣きながら辰哉に抱きつき

蓮『ふっかさんおめでとう。…ラウ、ふっかさん困ってるよ』

照『ほんっとにさ…遅いよ……』

亮『長かったねー笑照お疲れ様』

蓮は泣きながら喜んでいるラウールを辰哉から離し、照は気が抜けたように頭を抱え、亮平はそんな照を励ましていた

それぞれが各自の気持ちを噛み締めているようだった

少し静かになったところで辰哉が口を開く

辰『…俺の中では、結婚前提の、真剣交際だから』

その言葉にまた部屋が静かになる

…だが、その静寂を破ったのは照だった

照『そうじゃないと困る』

辰『……え、ちょっと待って。照怖いんだけど』

その表情は辰哉から見て少し怖いと感じた

照『…っていうか、俺は2人は絶対結婚すると思ってるから。…言ったでしょ？』

辰『…なに？』

照『……幸せになって』

辰『………っ』

照『俺からのお願いはもうそれだけ』

その言葉に我慢していた涙が溢れ出した辰哉

照はそんな辰哉に思わず笑ってしまった

照『なんで泣いてんの笑』

辰『っ……ありがとうっ…』

大『え、なに？お前らデキてんの？』

照『違うから笑なんでそうなんだよ笑』

ラ『ｸﾞｽｯ……そこで生まれたのが、俺っ！！』

いつもの茶番に笑いが起きる

メンバーに反対されるんじゃないかと思っていた辰哉はその祝福ムードに心底安心していた

涼『…あ、』

すると突然、声を上げた涼太に驚くメンバー

翔『なんだよ…いきなり大声出すなよ』

涼『もう1人、報告ある人いるんじゃなかったっけ？』

涼太はそう言いながらゆっくりと翔太を見る

翔『は！？俺！？』

涼『誰のおかげで今の彼女と付き合えてるんだっけ？』

翔『ちょ、ばっか…お前さ…』

涼太のその言葉に全員が驚愕する

全-翔涼『……は！？』

全員が声を揃えて声を上げた