キミとピアス３ (ページ7)

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２９．その後ページ7

No side

今日のSnowManはそれぞれが個々での仕事

シングルの発売日が近く、電波ジャックをしているんだとか

そんな彼らは今日の収録が終われば久しぶりにメンバー全員で集まってご飯に行くらしい

辰『僕達SnowManが△△の主題歌を務める、〇〇が8月8日にリリースされます。この曲は……』

スタッフ『…はい！OKでーす！！お疲れ様でしたー！！』

辰『ありがとうございました！！』

全『お疲れさまでしたー！』

番組スタッフからのOKの声に出演者全員の空気が収録中のピリついたものから和やかになる

次々と辰哉と共演していた人達がスタジオを後にしていく

辰『お疲れ様でした、ありがとうございました、』

姿勢を低くしたままお辞儀を繰り返し、

スタッフや共演者一人ひとり、全員に目線を合わせながら

丁寧に挨拶していく辰哉

最後はスタジオを出る前にスタジオに向かって一礼し、スタジオを出た

緊張の糸が解れ、ホッと息をつくとスタジオを出てすぐのところで辰哉のマネが待っていた

辰哉は少し小走りにマネの傍に行き、楽屋へと向かった

照『お疲れ』

辰『お疲れー。お迎えありがとう』

楽屋で衣装から私服に着替え終わり、辰哉はすぐに駐車場へと向かう

辰哉よりも少し早めに仕事が終わった照が車で迎えに来てくれたからだ

車に乗り込むとすぐに発進し、辰哉はいつものように音楽をかけ始める

照『さっきの見てたよ』

辰『ん？…あ、番宣の？』

照『そうそう。…やっぱりカミカミ笑』

辰『だーもー！それは言わなくていい！！』

俺も分かってるから！！という辰哉の反論に照は可愛らしい笑顔で笑って返した

照『…けど、やっぱり前とは全然顔つき違う』

辰『………あの時は、本当にごめん』

照『謝って欲しいわけじゃないって。ただ…』

辰『ただ？』

照『…幸せそうならそれでいい』

辰『………』

その言葉に辰哉は沈黙した

…が、次には満面の笑みを浮かべて照を見ていた

辰『バレた？わら』

照『バレバレ笑多分俺ぐらいだと思うよ？気付いてるの』

辰『…そんな分かりやすい？』

照『俺にとってはね。…で？みんなには言った？』

辰『…え？みんな？なんで？』

照の言葉にキョトンとする辰哉

それを聞いて照は驚愕した