「和、俺…」 SHO、KAZUNARI (ページ23)

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雅紀の過去5 ＝雅紀＝ページ23

潤が帰って来て
しばらくしてから、櫻井君たちが来てくれた。

翔「相葉君、もう大丈夫なの？」

櫻井君がすごく心配してくれる。

「大丈夫だって～！
ほらっ！」

って言って、
スクワットを少しして見せる。

和也「翔、このバカが大丈夫って言ってるんだから、ほっといたらいいんだよ」

二宮君は、俺に対して
毒舌だ。

でも、心配してるんだろうな…

俺ってホントダメだな…

すると、パッと電気が消えた。

大丈夫。だだの停電。

そう思っても、呼吸がどんどん早くなる。

翔「停電かな？」

櫻井君の声が
遠くのほうで聞こえる。

ヤバイ、意識が無くなりそう…

潤「雅紀！しっかりしろ！」

俺の荒い呼吸に
気づいた潤が叫んでる。

翔「相葉君！相葉君！」

櫻井君も叫んでる。

もう…ダメだ…

と思ったら、
意識が少しずつはっきりしてきた。

「二宮…君？」

見ると、二宮君が俺を
抱きしめていた。

和也「こうしたら、ましになるんでしょ⁉
どうなんですか？」

温かいぬくもりに包まれて、
落ち着いてきた。

「もう…大丈夫。」

電気もついて、
気持ちも落ち着いてからそう言った。

和也「ったく、世話が焼ける！」

潤「意外だった…
二宮君が雅紀を…」

潤は、二宮君の行動に驚いている。

和也「この中で、バカを助けれるのは、
俺ぐらいでしょ？」

そう潤に言い放って、
俺のほうに、顔を向けた。

和也「で、何でパニックが起こるのか、
教えてくれますよね⁉」

翔「ちょっと、和！それはダメだって！」

櫻井君が怒る。

でも、二宮君は
まっすぐに俺を見てる。

俺は、一呼吸おいた。

「いった方が、いいよね」

潤「雅紀、いいのか？」

「うん。すでに、迷惑を掛けちゃっし…」