【鬼滅の刃】モブとして生きたかった

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＿伊黒side





今日はAの誕生日





この前、甘露寺から聞いた






いつもAの足が寒そうだから、俺は編み込みブーツを買った






『伊黒さん…何か言いたいことでもあるんですか？』





伊｢…いや｣






『そうですか？』






だが、なかなか渡せなくて、苦戦している






渡す勇気が出ない





いつも俺はAに酷いことを言ってるのは自覚しているが、そうでもしないとAと喋れなくなると思うからつい言ってしまう






怪しまれてないか…？







『おぉぉおおおい！ネチ柱さぁぁぁん!!!聞いてますか!?』←






伊｢うるさいな噛み殺すぞ｣←






全くこいつは柱の補佐役なのに尊敬のその字もないじゃないか←





『私、これから任務なんです。申し訳ないです…お先に失礼します』



“お代はここに置いておきます”


と、彼女は立ってお代を机に置き、帰ろうとした





本当に渡せないまま帰ってしまう＿






俺は咄嗟にAの袖を掴んだ






・






＿貴方side





伊｢…｣←





帰ろうとしたら、伊黒さんがいきなり私の袖を掴んだ





いやなんか言ってくれえええええ(((




やっぱり、いつもの伊黒さんじゃないな





伊｢…だ｣




すると、伊黒さんがごにょごにょ何かを言い出した




『すみません…よく聞こえな…』





伊｢俺からの贈り物だ!!!貴様は今日誕生日だろう!!!!｣





伊黒さんは顔を赤くして、いきなり袋と赤いアネモネの花を渡してきた




えっ




ええええええええええええ!!!←うるさい





あの伊黒さんが!?




あの暴言マスター伊黒さんが!?(失礼)





私の誕生日を祝ってくれた…!!!






『伊黒さんんんん!!!ありがとうございますぅぅぅぅ!!!』






私は感動のあまり伊黒さんに抱きついてしまった






伊｢分かった!!!分かったから離れろ!!!殺すぞ!!!｣←






顔を赤くしてるのにいい可愛いなぁぁぁあ伊黒さん！






とりあえず離れてもう一度お礼を言おう




『伊黒さん本当にありがとうございます…感激です…』






伊｢い、いつも甘露寺と仲良くしてくれるお礼だッ!!勘違いするな｣






『辛辣!!!』





＿＿＿＿＿＿＿＿＿



赤いアネモネの花言葉



=君を愛す

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