朱夏の城。 ページ38
俺はレグニャスと空で朱夏の城の中に入った。
ちなみにレグニャスだと呼びにくいため、レグと呼ぶことにした。
「…ボロいな…」
朱夏の城というなんとも凄そうな城の中での第一声はこれである。
空「まぁ、ものすごく時間が経ってるからな…
それにしてもお前が言った通りボロいな…あと埃臭い。」
レ「ぶつぶつを言わずに情報を探すニャス。
空は案内をお願いするニャス。」
空「…案内するほど迷子になるような場所はないぞ?……方向音痴は別の話だが。」
「じゃあ俺大丈夫だ。」
レ「…お…お…おれっち…お願いするニャス…」
「レグ…お前方向音痴なのか…?」
レ「いうなニャス!これからなんとかするニャス!」
空「まぁいいだろう。レグは俺に任せろ。その探し物?まぁ情報とやらを探すんだ。存分にな。時間は特にないからな。あ、あと、何か聞きたい事があったら呼んでくれよ?教えてやる。」
「わかった。ありがとう。」
と二手に分かれて探し出した。
反対側からおいて行くなニャスよ!という念入りな忠告が聞こえる。
こりゃ重症だな…
少し歩いていて、俺がまず足を止めて見たのは壁に書かれた、
何か見覚えのある絵だった。剣や斧、槍などが5つ炎上に並んでいて、その真ん中に人間のような妖怪らしき物があった。
その人間のような妖怪の人物がなぜか微かではあったが、確かに記憶にあった。
______朱夏だ。
「…朱夏…」
空「そうだ。この中心にいるのが朱夏。この城の主人と言って良いだろう。」
俺はもう驚かなくなった。慣れた。
「…レグは?」
空「どっか行った。説明してたらいつの間にか消えてた。」
「はぁ…あれほど空を見失うなよって言ったのに…あとで探しに行こう。」
「……で?これはどういうことなのか説明して?」
空「…実はな…これは偽りの事実なんだ。」
と空が言った瞬間、壁の絵がぐにゃぐにゃに曲がって空亡が出てきて空亡の後ろにあった絵は…
悍ましい体の妖怪が描かれていた。
その周りには5本の剣。これは妖聖剣らしい。
月浪さんが使うやつだ。
つまり…
「いつか朱夏を求める者が現れるのを利用して己の体を完全復活させるために歴史を真っ黒に塗り変えたってわけか。」
空「そういう事だ。」
「お前頭いいな…っていうのは置いておいて、レグを探してこい!お前のせいでどっかいったんだろ!」
空「はぁ?!なんで「はやく!」…分かったよ。じゃあまたあとでな。」
「おう……はぁ…ん?」
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ピカヒカリ - ありがとうございます…!ウラニャスはギリシャ神話の天空の神ウラノスからとりました…!本当にありがとうございます!! (2019年4月8日 17時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ピカヒカリさん» たくさんの情報ありがとうございます!ウラニャスも使わせていただこうと思います!ありがとうございます! (2019年4月8日 17時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - 今読んだんですけど、作者様のお好きにして下さい…! (2019年4月8日 17時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - aruya100さん» すみません!後から知ったんですけど、ヴィーナスは女神の名前でもあるのでウラニャスがいいと思います! (2019年4月8日 14時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - イデア博士さん» 返事が遅くなりました。なんだかすみません…そう言うのわからなくて…樹恩の時は性格が悪いっちゃ悪いのでいけるかなぁ…って思った結果がこれなので。その辺はこれから学んで改善していけたらなぁ、と思っております。ご意見ありがとうございます。 (2019年4月8日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aruya100 x他1人 | 作成日時:2019年3月16日 1時