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昨日を境に、Aは可笑しいくらいに警戒するようになった。
それは一日や二日ではなく、あの日から四ヶ月経った今も、ずっとその状態だ。
さとみから見ても、精神的な疲れが見えはじめている。
この四ヶ月、Aは戦場に出てかなり活躍している。
ただ、ななもりの優しさで今のところ儒組との抗争に出たことはない。
そして、そんな小動物レベルで警戒心MAXのAは、此処に来た当初のことを思い出していた。
ベッドに座ったAは、パソコンで作業をしているさとみに問いかけた。
「あの、さとみさん。聞きたいことがあるんだけど」
「んー？答えられることならどうぞ？」
「私を此処に連れてきた日。取引相手って儒亜？」
「あー…」
作業の手を止めてAの方を見た。
(…そういえばそんな取引もあったな。あの覚醒水との取引のやつ…だったっけ。確かに相手はアイツだったけど)
「なんで？」
「んー、なんとなく気になって。もうすでに私、2回取引されてるけど、誰だったのかなーって。」
「なんとなく？んなわけねぇだろ。何企んでんの？」
「いや、ほんとに何もない。知ったら自分が傷つくだけだよ」
Aは自嘲するように笑いながら言った。
(まぁ、これは言ってももう終わったことだし、問題はないか)
_______
「…んで、答えてくれるの？」
「はー、その通りだよ。Aのいう通り、あの時の取引相手はあそこのボスだ。」
(やっぱり、そうだったのか。最初から切り捨てる気満々だったんだな〜、あの人。なんとなーく彼処と父さんが繋がってそうな感じしてたけど、見て見ぬ振りしてたのは良くなかったんだろうなぁ)
宣言通り、傷ついたAは大きなため息をつく。
「あの日、お前が車から出て、あいつらを逃したあと、お前んのとこボスのスマホから本部に電話かかってきてさ。Aを差し出す代わりに、とある薬品を渡せって言われたんだ。んで、逃げられてなんの手土産もなしっていうのが腑に落ちなかったから、俺ところんでお前を回収しに行った。」
「へー、そうだったんだ。やっぱり私のこと眠らせたのさとみさん達だったんだね。なんか腹立つなー」
やっぱり、と言う言葉にさとみは、わかっていたのか？と疑問を抱く。
それに反して、あの日の真相が明らかになり、色々とスッキリしたAは何故かさとみに八つ当たりをする。
「いや腹立つとか意味わからんし」
さとみは笑いながら八つ当たりに反論した。
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aruya100(プロフ) - ご覧いただきありがとうございます。どなたでも読みやすいように書けるよう善処します…(汗)ありがとうございます、少しでも更新できるよう、お話し進めて参ります！ (2022年4月2日 23時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
rine - 内容が少し難しいかなと思ってたけど、すごく面白いです！ 負担にならない程度に更新頑張ってください！ 続きが楽しみです… (2022年4月2日 9時) (レス) @page22 id: e67e995d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年11月19日 20時
