彼らは羊の皮をかぶる狼だ。【桃】【stxxx】

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(一度考えを集約、編纂せねば。一度に情報が頭の中へ山ほど入ってきて、情報分別しかねてる)


Aの推理には、ゴミの分別と同じように、情報の分別が必要なのだ。


分別は何層かに別れているが、結構単純だ。

まぁ、情報量が多ければ多いほど、分別量は勿論、時間もたくさん食うが。



説明するより、実践した方がわかりやすいだろう。例えとして、現段階での此処の各部屋のドアのセキュリティーについて考えてみよう。

まず、情報収集。


今ある情報は、

・オートロック
・各部屋に1枚だけ。予備なし。
・さとみの鍵はピンク、ころんの鍵は水色。
・どの部屋の鍵でもいい(？)
・鍵が空いた音は中からは聞こえない(？)
・鍵が開くと、組長室のパソコンに入っているセキュリティーソフトウェアを通して組長に知らされる。


まだあるが、まずはこの6つで分別をしよう。


まず一層目。


確実な事実と、まだ確認や調査が必要な事実について分ける。

この段階では、

どの部屋の鍵でもいい
鍵が空いた音は中からは聞こえない

というものが調査が必要なものと分別される。

それ以外は事実。


そして二層目。

次は深く考える必要があるか、無いかで分別される。

確実な事実からいこう。

確実な事実からは…


鍵が開くと、組長室のパソコンに入っているセキュリティーソフトウェアを通して組長に知らされる。


これだ。

何故、人が出入りした形跡を、この建物の入り口だけでなく、各部屋のものを感知し、知らせる必要があるのか。

この建物、防犯カメラは結構ついている。

鍵の色についても何かありそうだ。

(さとみさんは、ネクタイ、髪の毛、結構私物に淡いピンク色のものが多かったな…

それに対して、ころんさんは私物は淡い水色…

では、ななもりさんは紫、莉犬さんは赤、るぅとさんは黄色、…あと、ジェルさんはオレンジ色なのか…？


では、他の人達はどうなのか。観察する必要がありそう…)

まぁ、現時点では、ザッとこんな感じ。


本当はもっと複雑になる。

そこから考えられる仮定も別に分別をしている。





まぁ要するにAの頭はかなり可笑しいということだ。

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