長い長い日本一(大嘘)濃い鬼退治物語 第弍巻【鬼滅の刃】

八十二の談 ページ35

「うむ！！晴嵐少年というのか！！

俺は炎柱の煉獄杏寿郎という！！これからよろしく頼む！！晴嵐少年！！」


「はい！よろし(以下略)」


相変わらず熱い男だな。

煉獄さんは生きてた。

どういうことだろう。


やはり、私の知ってる物語では無い、知らない展開が…


「…あの、風柱様…よ、よろしくお願い致します…」

「あ“ぁ“？」

「よろしくお願い致しますね？！」



…目付きよ目付き。目つきが。

あー、殺気が凄い。


まぁ怖くなんか無いけどね？！

ないけど？！


「……よろしく頼む」

「はい！よ(以下略)」


うん、1番簡潔でいいと思う。

冨岡さまにしたらちゃんと挨拶した方なのでは？あと、もう少し中央の方で…言えてれば…ねぇ？


「冨岡さん、他に言うことないんですか？これだから嫌われるんですよ。」


はーい出たー、蟲柱さまのダル絡みー(ファンに殴られろ)


「…俺は…」


「嫌ってません！尊敬しています！」

「そうか…仲良くしよう…」

「はい！！」


……暑苦しきことこの上無し。

モウヤダ、ハシラコワイ…ヤダ…



というか、お館様放っておいていいのか？


他の柱の反応を見終わって、少しじーっとお館様を見ていた。

まぁ、ずっと見ていたので、流石に気付かれたた。


「…A？私のことは気にしなくていいんだよ。

しばらく、仲良く話しておいで。私は少し、休んでくるから。

私が戻ってきてから、もう一度、柱合会議を再開することにしよう。

みんな、それでいいかい？」


各自短く返事。

お館様は、奥様と奥に消えていった。



長時間の正座が痛くないのも、スキルのおかげなのか。

良いんだか悪いんだか。


みんな立ってるので、立ち上がって、木下に三角座りした。

お館様のせいで眠たい…



「…では、改めて皆様よろしくお願いします！！」


……あぁ、挨拶終わった…


…あぁ…終わったわ…


人生終わった…


《解、まだ終わっていません。そして、主人は人間ではありません。》


突然動き始めた。


人間じゃないことくらいわかってるわ！


黙っとれ！


あぁ…近づいてくる…


…はぁ…


「君が、AAか？」

しゃがんで聞いてきた。

はぁ…


「はい、そうですが。」


「そうか！さっきから言っているが、俺は晴嵐天斗。よろしくな！」


「はい、宜しく頼みます」



今日から毎日此奴と一緒なのか…この先私は生きていけるだろうか…

あぁ、精神的苦痛で死なないだろうか…

大丈夫だろうか…

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