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るぅと「…家出したんだ…お母様とけんかして」
『そうなんですね…』
るぅと「だから、帰りたくなくて…」
人間にこんなこと言ったって無駄なことくらい分かってる。
きっと、弱虫な吸血鬼だって思われてる。
それでも、彼女は
『じゃ、じゃあ私の村に来ます…？』
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
犬に乗って数分して、色んな建物が見えてきた。
小さな村だ。
『ここが私の住んでる村です。小さいところですが…』
僕の住んでる屋敷の道具部屋とほとんど変わらない広さだが、僕も屋敷の部屋の広さには飽きていた。
無駄に広くたって、ひとりぼっちじゃ意味が無い
そう…ひとりぼっちじゃ
『お母さん！お父さん！ただいま！』
その子の家に行くと、家の中には優しそうな女性と男性がいた。
「Aおかえり…ってその子は？」
「迷子か？貴族服を着ているようだが…」
『森の中に迷子になってて…』
僕のことを疑うことも無く、2人は僕のことを気にかけてくれていた。
初めて人間とこんなに話した気がする。
「そうか…君の名前は？」
るぅと「…苺谷 蒼大」
「…！苺谷家の！？」
僕の名前を聞いた途端、男性と女性は驚いていた。
るぅと「…？」
「迷子になったのね？」
るぅと「…はい」
「大丈夫よ、直ぐにお家に帰れるからね。それまでここでゆっくりしてね」
そして、出された食事に暖かい布団。
僕の家の方がずっと広いのに
ずっと人が多いのに
暖かい…
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もも。@です！ - え分かります (2021年12月27日 16時) (
レス) @page45 id: 5327744293 (このIDを非表示/違反報告)
千景 - みくりさん» それな(タメですいません) (2021年10月8日 17時) (レス) id: 6a7f4ce163 (このIDを非表示/違反報告)
みくり - あぁ やべぇ この作品、やべぇまじでやべぇ だいすきでぇすぅぅぅ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 6f32075364 (このIDを非表示/違反報告)
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