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莉犬 side
怖かった、危なかった。
血が足りなくて理性を失っていた俺は白鳥のやつだけではなくAまで危険なめに合わせてしまった。
確かに、Aの血は極上だ。
匂いで、分かる甘ったるい血。きっと口にすれば誰もがそれだけを求めるようになる。
でも、俺はAを傷つけたくなかった。だから血を我慢していた。
ほかの女の血を吸血しても、頭に入ってくるのはAだけだった。
さっき、彼女の血を飲んでいたが、理性を保てなかった俺は血を吸うのに夢中になっていたので血の味なんて覚えていない。
でも、美味しかったのは多分、わかる。
でも…おれも…もう一度
『莉犬くん…もしかしたら血がほしいの…?』
そう言う彼女。
俺は動揺を隠しきれず素直にコクっと頷いた
『…いいよ』
莉犬「…え」
強くつむっていた目をパチッと開ける
『しょ、しょうがないもんね…いいよ、莉犬くんがまた倒れたら心配だし…』
莉犬「A…」
いてもたってもいられなくなり、俺は咄嗟にAを引き寄せ、シャツのボタンを外した。
彼女の白い首筋を舐める。
『んんっ…』
甘い声を出す彼女に唆られる。
スベスベな肌を堪能した後に、柔らかい肌にカプリと牙を入れた。
カプッ
『んあ”っ…』
少し痛そうに声を上げる彼女。
そんな事を気にせず、俺は血を吸うのに夢中になっていた。
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もも。@です! - え分かります (2021年12月27日 16時) (レス) @page45 id: 5327744293 (このIDを非表示/違反報告)
千景 - みくりさん» それな(タメですいません) (2021年10月8日 17時) (レス) id: 6a7f4ce163 (このIDを非表示/違反報告)
みくり - あぁ やべぇ この作品、やべぇまじでやべぇ だいすきでぇすぅぅぅ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 6f32075364 (このIDを非表示/違反報告)
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