俺があいつを嫌いになった理由 ５ ページ9
「お！国見ちゃん！！ 大丈夫だった....て、国見ちゃん！？」
国見が、及川を無視して夏目の方に向かって走っていった。
そして、国見の次の行動に対して俺自信もよくわからなっかた。
けど.....
「やっぱし、大丈夫じゃないんじゃねーか？」
「今の若い子はこんなものよ〜？ ね、松川さん.....！」
「そうね！花巻さん！若いっていいわね〜.........！！」
「お前ら、言ってる事と顔が逆だそ....」
松川と花巻の様子を見ると、俺が夏目と握手した時の雰囲気が似ていて、やっと理解した。
「国見ちゃん！？ダメだってーーー！！「及川うるさい！！！」岩ちゃん！？」
夏目に抱きつく国見を見て、及川が国見の邪魔をしようとしていたので、俺は及川を黙らした。
いい雰囲気をじゃまするなって話だ。
「ふふ！そんなに嬉しかったの？」
「はい。ずっと....待ってました..」
「嬉しいな〜 こんなにも歓迎してくれて....」
「早く、会いたかったです...」
国見も、夏目が好きなんだな....
ようやく及川の言っている事を理解した俺は、国見が元気になってくれてよかったっと思った。
そして、夏目もそんな国見に対して、優しい心づかいをしている。
及川にタオルを要求して、国見の頭の上に乗せてあげて、撫でてあげていた。
皆は、頭を拭いてもらっていいな〜っとか思っているけど、
そんな為にやっているにじゃないっと、俺は気づいた。
ちらっと見えたが、国見は嬉し泣きをしていて、タオルで見えないように夏目は国見を気づかってあげていたのだ。
そんな光景に俺は、夏目は本当にいい奴で選手へのサポートもできる。
それに、なんか２人はお似合いだと思った。
.
.
あいつらには、わりーけどなっ！
「ちょ！？国見ちゃん！！及川さんのAをとらないで！！」
「いつ、お前の物になったんだよ！」
「そうよ！私は、及川の物じゃない！てか、絶対に嫌だ！」
「酷い！」
「フラれてやんの！」
「だな！」
「いい経験をしたな！及川！！」
夏目からの一言に、皆が及川をいじり、及川は良い経験をしたと思う。
そして、夏目がマネージャーになって本当によかったと心の中で思った。
.
.
俺が夏目を見て思った事
・及川が嫌い。これは重要！
・部員皆と仲良くしてくれている。
・細かい気遣い。
・皆が、夏目を歓迎している。もちろん俺も。
俺は、初対面でまだよくわからないが、夏目は良い奴だと理解した。
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作者名：アルテミス | 作成日時：2016年8月24日 4時
