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俺があいつを嫌いになった理由 3 ページ7

そして、もう一つ大事な事を思い出した。


夏目Aって、どこかで聞いた事があると思えば....


「岩ちゃん!」

「なんだよ、及川」

「俺、好きな子できた!」

「そうか」

「俺のクラスの、夏目Aって言うんだよ!!」

「へー... そうなのかー」

「ちょっと、岩ちゃん聞いてる!?」

「うるせぇーー! クソ川、黙れーー!!」


そうだ..... 及川の好きな女だ!!!

あの馬鹿!!


「クソ川ーー!!」

「なに!?急に殴りかかろうとしてるの!?」


俺は、及川の胸ぐらを掴んでこう言った。


「お前、もしかして俺らをハメやがったなーー!!」

「え!?何が!?」

「とぼけんじゃねーーよ!自分の欲のために、ハメやがったな!!」

「あ、バレた.....?」


そう、こいつは自分の私欲のため、夏目をマネージャーにするために、
あの時あんな事を言ってきたのだ。


くっそ!ムカつく!!!


何がムカつくって、及川の作戦にまんまと引っかかった俺自信がムカつく!!


「及川、そこに座れ.....」

「ちょっと、岩ちゃん落ち着いて!話を聞いて!!」

「うるせぇ... 今から、お前を殴る... わかったか?」

「決意表明しなくていいよーー!!」


抵抗する及川をなんとか座らせて、準備万端の時だ。
花巻と松川に「まあー 待て」っと止められた。そして、こう言われた。


「岩泉、確かに俺達はハメられた」

「ああ、及川にハメられたのは俺達も嫌だ」

「でも、マネージャーは俺達だってほしかっただろ?」

「まあ、大会前だから練習に専念したかったしな....」

「だろ?それに、夏目は良いやつだし、仕事もできるいいやつなんだ」


これを聞いて、まあー 松川達がそう言うならそうなんだろ....
多分、夏目を好きな事もあると思うから、及川を守るのだろーな。


「わかったよ。でも、夏目ばっかに夢中になって練習おろそかだったら、及川を殴るからな!」

「おう!」

「なんで、俺だけなの!!後、そこ返事しない!!」


取り合えず、夏目をマネージャーにする事を承諾する事にした俺は、夏目の所に言って及川の事で、マネージャーにさせてしまった事を謝りにいった。
そんで、なんで嫌いなのにマネージャーをしたのか聞いてみたら、こんな事を言われた。


「及川がしつこくてね... このままこれが続くか、マネになって放課後まで静かにできるか悩んだ結果、マネになる事を選んだの。だから、岩泉が謝る事じゃないから!」


直に、及川を殴りに行った。

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作者名:アルテミス | 作成日時:2016年8月24日 4時

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