俺があいつを嫌いになった理由 １ ページ5
及川に声をかけられて入ってきた女子は、夏目Aと言うやつだ。
俺は、同じ学年だけど見た事ないやつだった。
しかし、名前はどこかで聞いたような気がする....
そう思っていた時だった。
急に、花巻や松川が叫んでこう言ってきた。
「なんだよ。マネージャーてAなのかよ！！」
「及川よくやったな〜！」
そう言って、２人はその夏目の所に集合していた。
すると、その夏目も「おお〜！マッキーとまっつじゃん！」っと言って、ハイタッチをしていた。
松川と花巻は知り合いなのか....
しかし、俺も名前だけはどこかで聞いた事があるんだけど.... 思い出せない...
うーんと悩んでいたら、俺の所に及川がその夏目をつれてきて、話しかけてきた。
「A！これが、今すごく眉間にシワを寄せて恐い顔をしている岩ちゃん！」
「及川、説明が雑.... 後、岩ちゃんってニックネームでしょ？」
「うん！でも、恐い顔は... って、痛いよ、岩ちゃん！！」
「てめー、勝手に変な事言ってるじゃねーよ！！」
「変な事言ってないし！事実だし！！」
そんな、いつものやり取りをする俺はもう一回、及川を殴ろうとした瞬間だった。
俺が及川に殴る手を、夏目の手によって掴まれて止められたのだ。
「なっ」
びっくりする俺。すると、夏目はこんな事を言ってきた。
「えーっと、岩ちゃん？って言ったけ？可哀相だから、そのへんにしてあげない？」
そう言ってきた。これに対して、俺はある事を思った。
こいつも、及川ファンだな....
これは、マネージャーに出来ないと思ったので、聞こうと思ったら及川が急に夏目にこう言ってきた。
「A！！やっと、及川さんの事を好きに....」
「勘違いしないで！！」
「A！？」
俺が思っていて事を、及川の会話によって少しの誤解が解けた。
しかし、もしかしたら次の会話で変わるかも知れない....
そう思った俺は、夏目に聞いてみた。
「おい、どうして止めたんだ。後、俺は岩泉一って言う」
「じゃあ、岩泉くんと呼ぼう。で、どうして止めたかって... そんなの決まってるでしょ？」
これは、もしかしたら.... 及川のファンに違いない！
そう思った時だ、夏目の答えはこうだった....
「だって、叩きすぎたら余計に頭が馬鹿になるだよ！？知らない？一回叩くごとに一千個の細胞が死ぬんだよ！これ以上、馬鹿に出来ないでしょ！！」
「A！？」
こいつは、及川ファンじゃないとわかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルテミス | 作成日時：2016年8月24日 4時
