俺とあいつと子猫の物語 (ページ4)

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俺とあいつの出会い　３ページ4

そう思っていた時だった。

「みんなーお待たせー！！」

バンッと、勢いよくドアを開く音と共に、大きな声で叫ぶのは俺が今すぐに殴りたいやつ.....
及川だった。

俺は、キラリン＆ピースを決める及川に、すぐさま殴りにかかった。

「痛いよ、岩ちゃん.... いきなり殴らないでよね！！」

「ああ！？お前は、マネの事しか頭にねーからって....国見が大変な事を知らねーのか！！」

「え？なに？国見ちゃんがどうかしたの？」

及川は、きょとんっとした顔で、俺に質問してきた。
案の定、やっぱしわかってない及川に、俺はもう一発殴りかけようした時に、花巻達に止められた。

「まあ、岩泉そのへんにしとけ」

「そうだ、国見のためにも早く説明してやれ」

２人にそう言われて俺は、殴りたい気持ちを抑えて及川に説明した。
及川は、その話を真剣に聞いた後、ふふ！っと笑いやがった。

「てめー.... 笑ってるんじゃねーーよ！！」

「ひいいー！！ごめんて！ふざけて笑ったんじゃないんだってば！！」

そうゆうふうに言う及川。
そして、思いもよらぬ事を言ってきた。

「俺も、国見ちゃんが元気ないの知ってるよ！でも、今日でよくなるからさぁ！」

そう言って、自信に満ちた顔をしていた。

てか、及川も気づいていたのかよ.... じゃあ、及川は国見の悩みを知ってるのか？

そう思っていた時に、及川が「皆ー集合ー！！」っと叫び、及川の所に皆が一斉に駆け寄ってきた。そして、予想はついてるがあの話をした。

「皆！お待たせしました。マネージャーをやってくれる女の子を、及川さんは必死でとは言わないけど、頑張って連れてくる事ができました！！さあ、入ってきてー！！」

及川がドアの後ろにいるであろう、そのマネージャーになる女子に声をかける。
すると、その声に反応してドアを開けて入ってきた。

「はじめまして、今日からお世話になります。３年生の夏目Aです。至らない事はありますが、マネージャーの仕事を頑張って覚えますので、どうぞよろしくお願いします」

そう言って入ってきたのは、俺は３年で同じ学年だけど見た事がない女子だった。

そして、それがいつか俺の彼女になる....

夏目 Aの出会いだった。

しかし、俺はこの後にあんな事で嫌いになるとは思ってもいないケンカをする事になる。

でも、それがあったから俺は今が幸せなのかもしれない。