俺とあいつと子猫の物語 (ページ19)

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その後の２人は... ページ19

・ここから、俺があいつを嫌いになった理由１０からの続きになります。
・ここでは、過去の話になります。
・主に岩泉siedです。

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夏目とケンカして数日たつ。

『岩泉、ちょと邪魔なんですけど？』

「ああ？お前の方が邪魔なんですけど」

「いや、普通に通れる幅だよ！２人とも！！」

バチバチと音が鳴るような睨み合いをする、俺と夏目。
それを見て、及川がツッコム。

「はは！２人ともマジでどうした？」

「そうだな！」

それを見て笑う花巻と松川。

ただいま、部活が終わってネットと支柱を片付ける途中でだ、夏目がモップを倉庫にしまおうとした時に、俺もちょうどネットを倉庫にしまうので鉢合わせになって、邪魔だと言い争っている。

『え？私は岩泉が嫌いなの』

「ああ！？俺もお前嫌いだから」

『ちょっと、そんなに大きい声で喋んないでくれる？うるさいから。あ！そっか、馬鹿は声大きいって言うしね～それは、仕方ないか～いや、ごめんね！』

「はぁああ！！てめー... いい加減にしろよー！！」

「岩ちゃん、落ち着いて！！確かに、岩ちゃんは声大きいし俺より頭は.... 痛い！！

　なんで、叩くの岩ちゃん！！」

「おめーは、一言余計なんだよ！！！」

「あれは、及川が悪い」

「うん。及川が悪い」

「及川さん...」

「仕方ないよ金田一。及川さんだから」

「ちょっと、お前達見てないで２人の言い争いを止めてよ！」

『岩泉、言ったでしょ！及川をそれ以上、叩くなって！』

「A！！」

『及川、くっ付かないで！！』

「及川さん、先輩にくっ付かないでください！！」

「ちょっと、２人とも叩かないで！後、国見ちゃん。俺、先輩！」

『もう、岩泉のせいだからね！！』

「はあ！？なんで、俺のせいなんだよ！！」

その時、渡が皆に声をかける。

「皆さん！もう、19時ですよ。早く片付けましょう！！」

渡に言われ、時計を見ると19時だった。
そう、体育館を閉めないといけない時間なのだ。

しかし、俺と夏目は言い争う。

『私が先に入るから岩泉、最後ね』

「なんで、お前が主導権握ってるだよ！」

「はぁ～」

高３なのに...っと、あきれる部員達。
及川達も、そろそろいい加減にしてほしいと思っている時だった。

「なっ！？」

『もういい、私が片付けるから』

そう、俺が持っているネットを取って夏目が片付けたのだ。

その対応に関心する皆に俺は、複雑な思いをしていた。