俺があいつを嫌いになった理由 ８ ページ12
神社を後にした俺は、少し歩いて商店街に到着した俺は、ある一つに店に向かった。
「あら！一君、いらっしゃい！！今日は来ると思ってたのよ！！」
「こんばんわ、おばさん！来ちゃいましたよ。急に、食べたくなって！」
俺が来た店は、まめきちと言う店名の豆腐屋だ。ここは、ガキの時から親の行きつけの店で、なによりここのアレがスゲーうまい。アレ食べてーってなったら、ここにしか来ないほど、俺はここの惣菜が好きだ。
.
そう、俺の好物......
.
「一君、いつものでいいのよね〜？」
.
「はい！」
.
.
「揚げ出し豆腐ください！！」
「おばちゃん！揚げ出し豆腐、いつもの量でちょーだい！！」
.
.
「え？」
.
「へ？」
.
.
「夏目！？」
「岩泉！？」
.
.
「あら！Aちゃんも来たの！！はいよ〜」
俺が、おばさんに注文した時と同時に、一緒に注文してきたやつは、
学校で数分前に別れた夏目だった。
俺は、偶然会った事にびっくりしているが、夏目自身も目を丸くして驚いた様子だった。
そのまま、２人で見つめたままぼーっとしてる時だった。
「はい！２人とも、揚げ出し豆腐ね！」
「「あ、ありがとうございます...！！」」
おばさんが、二つに袋をショーウィンドウの上に置いて「じゃあ、５６０円ね〜」っと値段を言ってきた。俺と夏目は２人同時に財布を出す。
「おばさん。どっちの値段ですか？」
「ふふ。２人とも同じ量だから、同じ値段よ〜」
「「ま、マジですか〜」」
同じ量に、同じ値段...
思わず、２人でまたここでも同じ言葉で言ってしまった。
２人で、丁度のお金を渡して会計を済まして、商品を手に取った。
「い、行くか...！」
「う、うん...！」
俺と夏目は、そのまま２人でまめきち店を後にした。
俺があいつを嫌いになった理由 ９→←俺があいつを嫌いになった理由 ７
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルテミス | 作成日時：2016年8月24日 4時
