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すると天井から数人の忍者が降りて来た。
その中には善法寺さんもいる。
「お前たち…まったく。」
呆れた様子の山田先生が新たに現れた6人を正座させた。
「すみません…。Aさんと何を話しているのか気になって。」
エへへと善法寺さんが笑った。
「何処から聞いてたんだ？」
土井先生が問い詰めるような視線を彼らに向ける。
「この方が学園長の親戚と言うところからです。」
サラサラ髪の男性が質問に答える。
チラリと私の顔を盗み見られた気がした。
「学園長先生、彼女は南蛮の人じゃないんですか？！」
善法寺君の隣に座っている男が私を指さした。
一年は組の三人と教師陣しか幼少期の記憶に残っていなかった私は、彼らが誰なのか分からない。
「留三郎、指差さないの。」
善法寺さんが、その手を降ろさせた。
すまないと言った後、その人は学園長先生に向き直る。
「南蛮人ではない。留学して帰ってきたんじゃ。」
ポンポンと嘘を本当のように伝えていく学園長。
すると何かを閃いたのか、「そうじゃ！」と声を上げた。
「6年生にAが学園に慣れるまで補助する事を命ずる！留学後でわからないことも多いからのぉ…。仲良くするんじゃぞ？」
そう言った学園長は、彼らの慌てる声を無視するように、寝たふりを決め込んでしまった。
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あの日から数日が過ぎた。
学園での過ごし方や事務仕事に慣れてきた私は、踊るような足取りで今日頼まれた仕事を片付けていた。
「Aちゃ〜ん。山田先生宛の手紙を届けるの、頼んでいい？僕は吉野先生に呼び出されちゃって…」
エヘヘと笑いながら、手紙を差し出す小松田さん。
今日は何をやらかしたんだろう…。
そう思いながら、私はそれを受け取った。
「ありがとう！それじゃあ、行ってくる！」
パタパタと小松田さんが駆けていった。
私は手紙を片手に、山田先生の部屋へと向かった。
板張りの廊下を急ぎ足で歩いていく。
「危ないっ！」
後ろから誰かに押し倒された。
視界が床で埋め尽くされる。
「ったく…。は組だな、これは。」
この声は、潮江くんだろうか。
私は両手を床につき、起き上がった。
「あ、すまなかった。大丈夫か？」
スッと手を差し伸べられた。
手から腕、顔へと視線を滑らせる。
そこに居たのは案の定潮江くんだった。
私はその手をギュッと握る。
途端、潮江くんによってグイッと上へ挙げられた。
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く〜ちゃん(プロフ) - つときょさん» ありがとうございます!面白いって感じて頂けるのすっごく嬉しいです!!遅くなるかもしれませんが、絶対更新します…！(滝夜叉丸くん良いですよね！短編とかでぜひ夢主と絡ませてみたいです笑) (2020年7月8日 11時) (
レス) id: 61072eb2ca (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。私はあまり転生系が好きではないのですがこの作品はとても面白くてついつい一気見しちゃいました！お体に気をつけてゆっくりでいいのでぜひこれからも更新してください！（できれば滝夜叉丸とかと絡ませてもらいたいです！） (2020年7月6日 22時) (レス) id: af8443efa9 (このIDを非表示/違反報告)
く〜ちゃん(プロフ) - ありすさん» コメントありがとうございます！温かいお言葉をかけて頂き、とても嬉しいです。今以上に楽しんで頂けますよう、更新頑張りますね…！ (2020年6月22日 3時) (レス) id: 581cf551f6 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - コメント失礼します！面白くてサクサク読んじゃいました…！！夢主ちゃんが喋らない感じでお話が進んでいくのも新しくて新鮮で良いですね(*´ `)更新楽しみにしています！ (2020年6月20日 12時) (レス) id: 876b37614f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：く〜ちゃん | 作成日時：2020年4月27日 2時
