第十五話 紫原side ページ17
昼休み。俺は一人でお菓子を食べていた。
なんで一人かというと、めんどくさいから。
教室にいると、女子が寄ってきてお菓子をくれる。でも、そんなにいらないし〜。相手すんのもめんどくさいし。
女子がコッチ来る前に、はやく食べとこ…。
俺はお菓子の袋を開けた。
『期間限定の生チョコココアまいう棒』
最近、俺がはまってるもの。わりとおいしい。
俺は、お菓子を食べながら、角を曲がった。そのとき…、
ドンッ
また誰かにぶつかったの?よくあるんだよね〜。
あ「す、すみません!…って、わ〜大きい…!」
やっぱり。それも女子だ。めんどくさ〜。…あれ?この子制服違う…?
紫「あんた誰〜?どこの学校?」
あ「私は、転校生だよ!!ピッカピカの転校生だよ!!」
紫「ふ〜ん。どうでもいいけどね。」
あ「どうでもいいんかい!?」
俺になぜかツッコミしてきた。この子普通の女子と違う…?
あ「お菓子食べてる!!校則違反じゃないの!?」
紫「うるさいな〜。いいじゃん別に。」
なんだ、真面目ちゃんか。こういうタイプもめんどくさい。
あ「よくない!!没収です!!」
なんか、女子が俺のお菓子とった。ひねりつぶしてやろうかな…?っと思った瞬間…。
あ「ハッ!もしやこれは、期間限定の生チョコココアまいう棒!?」
女子はそう言って、まいう棒を食べた。
あ「お、おいしい…!!」
この子、真面目ちゃんでもない!?
紫「ちょ、ちょとまって。何で俺に注意した君が、食べてんの〜?ダメっていったじゃん。」
あ「規則は破るためにあるんだよ!」
彼女は、ドヤ顔だった…。
紫「はあ?イミわかんないんですけど。」
あ「だから…!!まあ、私とあなたは共犯だからね!」
紫「はい!?」
何言ってんの、この子!?
あ「だから、見逃してあげるね。」
あ、うん。…え!?
あ「あっ!今度おいしいお菓子あったら教えてね!!」
彼女は、俺にお菓子を渡して去って行った。俺の手には、食べかけのまいう棒。
紫「…間接キス//////、って何照れてんの、俺//////」
彼女の食べかけだと、なぜか照れてしまう。
また、会いたいな…。
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悠狸(プロフ) - 咲夜さん» くぁwせdrftgyふじこlpwww (2015年8月21日 22時) (レス) id: 74c6543f9f (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - くぁwせdrftgyふじこlpwww (2015年8月21日 18時) (レス) id: 12eceaf838 (このIDを非表示/違反報告)
悠狸(プロフ) - ぱるふぇさん» そうですか…ありがとうございます! (2015年3月31日 0時) (レス) id: 74c6543f9f (このIDを非表示/違反報告)
ぱるふぇ(プロフ) - 逆にヤンデレはやりすぎてナンボなのかも…知らないケド(-_-;) (2015年3月30日 21時) (レス) id: 13b403d613 (このIDを非表示/違反報告)
悠狸(プロフ) - ハナさん» そうですよねwwwやりすぎましたwww (2015年3月30日 15時) (レス) id: 74c6543f9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東梓(あずまあずさ) | 作者ホームページ:http
作成日時:2015年1月25日 10時