破壊力アップ ページ14
〜近藤side〜
やっと書類整理が終わった...!!
ここ1週間、ずっと屯所に引き篭もって、書類整理をしていた。
『実は、どっかの馬鹿が仕事放棄してて、かなりの量が溜まっててな…悪いが近藤さん、これ今週中に出来してくれ...頼む...』
と、半分怒り、半分悲しそうな顔をしたトシに言われ、今週は一度もAさんに会っていない。
そこで思い出したのは、あの日の事だった。
あの日とは、俺がAさんに告白した日の事だ。とは言っても、いつも会っては告白していたのだが…
あの日も、いつも通りのダメ元での告白だった。
だがその日、俺の恋は、俺の願いが叶ったのだ。
あれから数日が経つが、今も鮮明に覚えている。
そして、すぐに家の前に着いた。
この時間帯は、縁側にいるはず……
そう思い、縁側のある方へ向かった。
案の定、そこには俺の愛する人がいた。
少し遠くから呼んで、サプライズで驚かそうと思ったのだが、その前に気付いてしまった。
いつもと違う事に。
普段ならば、座って空を眺めている彼女が、今日は上を向いていない。遠目からでも充分分かった。
近付いて見ると、俺の心臓がドキッと強く鳴った。
なんと、眼鏡を掛け、本を読んでいる途中で寝てしまっていたのだ。
「こんなに無防備じゃ、全世界の野獣が襲って来ますよ。…って、その前に俺が襲っちゃいそうだけど...」
現在、理性も限界に達そうとしている。
頼む、Aさんッ!!早く起きてくれェェェ!!
「んっ…あれ、寝ちゃってたのか...ふぁあ〜...」
あっっっっぶなかったァァァ!!
少しでも遅かったら、俺は男として最低な事を...!!
…いや、やっぱり遅くて良かった…いやいやいや!!何考えてんだ俺は!!
「…ああ、近藤さん…いらしてた……って、こ、こ、近藤さんッ?!い、いつここへ?!」
顔色を悟られぬ様、思い切り彼女を抱き締めた。
「え、ちょ、近藤さん?!ど、どうかしましたか?!」
あーもう...この人は本当にもう...!!
あれ、結局これ、寝てても起きてても俺半殺し...!!
…それでも良いや。久々のAさん、超可愛い...!!
そして俺は、彼女から湯気が出るまで抱き締め続けた。
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アルナ(プロフ) - ハニーさん» 返信遅くなってすみません。こちらにもコメントありがとうございます!最近色々なアニメに目移りしておりますが、近藤さん愛だけは健在です! (2019年1月13日 21時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 近藤さん大好き(*≧∀≦*) (2018年11月11日 9時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 黒にゃんさん» 遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございます。私も同意見です笑 最近私情でなかなか書けないのですが、これからも見てやって頂けると幸いです。是非これからも、宜しくお願いします! (2018年9月8日 21時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃん - いい話ですね。近藤さんには幸せになってほしいです! (2018年8月31日 7時) (レス) id: 77c8698518 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 桜華さん» コメントありがとうございます。どの話を選んでも、和んで頂ける様に頑張ってます!これからも作者共々、宜しくお願いします!私も銀魂2観たいなー笑 (2018年8月21日 22時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルナ | 作成日時:2018年6月23日 16時