全員で何人? ページ2
〜貴方side〜
「A姉ー!パピー!」
「神楽ちゃん!」
今日は、もう1つの家族と出かける日。
前は、私も星海坊主さんも散々な目に遭った所為で、息抜き出来なかった。
けど今回は、奇跡的にどこの星でも危険性が無いとの事だ。そこで、星海坊主さんが3人で出かける事を提案したのだ。
「あの頃は2人共幼く見えたが、今こうしてみると、随分大人になっちまったな…神楽、A...俺を残して行かないでくれ...」
急に泣き出してしまった星海坊主さん。
ただ、それだけ自分を大切に思ってくれているのかと思うと、無性に嬉しくなる。
これは、親を持つ子供の性なのだろう。
「何言ってるアルか。ごちゃごちゃ言ってないで、早く行くアルヨ。」
「あはは...でも、そうだね。さあ、行きましょう、星海坊主さん!」
「あ、ああ!」
そして、3人で思い切り駆け出した。
最初に来たのは、ショッピングモール。
神楽ちゃんが服を買いたいらしい。…私の。
「んー...どれが良いアルか...」
「か、神楽ちゃん、私のなんて選ばなくても良いんだよ?」
「何言ってるネA姉!若いんだから、オシャレしないとダメアル!」
正直私は、着れればなんでも良いという考えの為、オシャレなんて、興味がない。
でも、あの人の事を考えると、こういう事も意識しないといけないのかも知れない。
…余計な事考えた、顔熱い...
そして1時間弱、選び抜かれた着物を持ち、2人は会計へと向かう。
その様子を見送り、なんだか、とても申し訳なくなってくる...
その時、肩をトンと叩かれて、後ろを振り向く。
「お姉さん、これ落としたヨ。」
見ると、ハンカチを持っている青年の姿があった。
「あ、ありがとうございます。」
「礼は要らないヨ。…また会えたネ、A...」
最後に何か言っていたが、聞き取れなかった。
「ど、如何かしましたか?」
「ううん、何も!じゃあネ、お姉さん。」
そう言って、青年は私の前から姿を消した。
あの青年に、初めて会った気がしないのだが...
でも、知り合いだったら気付くだろうし...
何か、不思議な人だなぁ...
「A姉、大丈夫アルか?」
「ど、何処か悪いのか?!少し休むか?!」
「大丈夫です、お気になさらず。」
「そ、そうか。なら良いんだが…」
「んじゃ、次の場所行くアルヨ!」
「うん!」
神楽ちゃんに手を引かれ、次の場所へ向かう。
…あの人は、一体...
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アルナ(プロフ) - ハニーさん» 返信遅くなってすみません。こちらにもコメントありがとうございます!最近色々なアニメに目移りしておりますが、近藤さん愛だけは健在です! (2019年1月13日 21時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 近藤さん大好き(*≧∀≦*) (2018年11月11日 9時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 黒にゃんさん» 遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございます。私も同意見です笑 最近私情でなかなか書けないのですが、これからも見てやって頂けると幸いです。是非これからも、宜しくお願いします! (2018年9月8日 21時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃん - いい話ですね。近藤さんには幸せになってほしいです! (2018年8月31日 7時) (レス) id: 77c8698518 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 桜華さん» コメントありがとうございます。どの話を選んでも、和んで頂ける様に頑張ってます!これからも作者共々、宜しくお願いします!私も銀魂2観たいなー笑 (2018年8月21日 22時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルナ | 作成日時:2018年6月23日 16時