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ループ ページ15

〜銀時side〜


これは、Aが飛び出してすぐの事。


「…行っちゃいましたね。」

「そのうち戻って来るだろ。戻って来るまでここにいて良いか?」

「ええ、大丈夫ですよ。そこで待つのもなんですし、中に入って下さい。」

「悪いねェ。という訳で、土方さんはお帰り下せェ。」

「何でそうなるッ!!俺ァまだ用が済んでねェんだよ!!」


そんな会話さえ耳に入って来ず、ずっと玄関の前で突っ立っていた。


「……ん、…さん、銀さん!」


新八が名前を呼んでいるのに気付いた。


「な、何だ?」

「それはこっちのセリフですよ。如何したんですか、さっきからぼうっとして。」

「な、何でもねェよ…」



言えるワケねェだろ。
ずっと、赤面状態のAを頭の中で流してたなんて…



それでずっと、心の中でニヤついてたなんて…


「悪ィ新八、やっぱなんか気持ち悪ィわ。ちょっくら風に当たって来るわ。」

「え、ちょ、銀さん?!」


顔が赤くなる前に、そそくさと外に出た。


「ああ、ヤベェな…こりゃしばらく戻れねェぞ…」


自分の顔が、また熱くなったのが分かる。
触れてなくても分かる程に。



もしあの時、顔を染めた原因が俺にあるのなら、



俺は、死ぬ程嬉しい。



当ても無く歩いていたら、誰かとぶつかった。


「す、すみませんっ!お怪我はありませんか?!」


その声で、ぶつかったのが女だと分かった。
声を聞く限り、相当焦っているのが分かった。


「ああ、問題ねェ。気にすんな。俺こそすまね…」


これ以上心配させねェ様に、大丈夫だと伝えた。


そして、顔を上げた先には、先程まで頭の中でループしていた顔がそこにあった。



「ぎ、銀さん?!」

「え?!A?!」


お互いに、驚きの声を上げた。

《特別篇》誕生会→←平常心



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アルナ(プロフ) - 白桜姫さん» 遅くなってごめんなさい。コメントありがとうございます。自分でも書いててヒヤヒヤしてました笑 (2018年11月30日 18時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 最初あたりひやひやして見てたけど最後ハッピーエンドで良かった。^ ^ (2018年11月13日 1時) (レス) id: 6519ad1531 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルナ | 作成日時:2018年4月15日 18時

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