可憐なレディ ページ6
〜Sanji side〜
最初はロビンちゃんの護衛が目的で船を降りたが、この時の俺の判断は正しかった。
一度ロビンちゃんに借りて、あの本を読んだことがあった。ろくに本なんて読まねえ俺でも分かるくらいの大した代物だった。
本の作者がこの島の出身だと本を読んだ時に知ったので、一度会いたいと思っていた。
どんな奴が書いたのだろうかと思っていた時だった。
現れたのは、何とも美しいレディ。
俺はもう無意識のうちに彼女の手を握っていた。
あの本の作者が、このレディ…Aちゃんだったと聞いた時は、もう驚いたなんてレベルじゃなかった。
話をしているうちに、彼女の内面に触れてますます俺は彼女の虜になっていった。
ログが溜まるまでの間いつでも会えるが、このまま船へ戻るのは勿体ねえな。
そう思った時にはもう"買い出し"の4文字が頭を過り、ウソップに伝言を頼んだ。
これで、彼女と一緒に居られる口実が出来た。
一連の流れを見ていたであろうAちゃんに声を掛けた。
「というわけでAちゃん、急で悪いんだが、案内頼めねェかな？」
「え、あ、はい！じゅ、準備して来るので少し中で待ってて下さい！」
慌てた様子で準備をしに行くAちゃん…可愛いな〜♡♡
俺はお言葉に甘えて中で待つことにした。
さっきは話に夢中になってて気付かなかったが、キッチンにいかにも料理人じゃなきゃ使いそうにない道具が幾つもあった。
もしかして…Aちゃんが...？！だとしたら、一緒に料理してみて〜なァ〜♡♡
そんな妄想を繰り広げ、いつにもなくだらしない顔を晒している時、Aちゃんが先程よりもシンプルな服を着て現れた。
「すみません、お待たせしました。」
「い、いや！無理言ったのは俺だし、寧ろ俺のためにわざわざありがとう。」
「い、いえいえ！それじゃあ、行きましょうか。」
彼女と並んで繁華街へと赴いた。
景色も良くて、何とも心地よい風が俺の心を擽る。
そして隣には可憐なレディ…はァ、俺は世界一幸せな男だ…
「あ、そういえばAちゃん、さっきチラッと調理道具を見たんだが、料理したりするのかい？」
「はい、しますよ。母が酒場を営んでいるので、人並み以上には叩き込まれてます。母やサンジさんには及びませんが。」
酒場か…そういえばナミさんが『酒場で色々聞いてきた』って言ってたな...
照れ臭そうに頰を掻くAちゃんの可愛さに気を取られたが、いつの間にか繁華街に着いていた。
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アルナ(プロフ) - 五月さん» コメントありがとうございます！あらら、夢主ちゃん強しですね…文才だなんて、嬉しいお言葉ありがとうございます…！ (2020年10月21日 22時) (
レス) id: 7b1df57a60 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - チリーノさん» コメントありがとうございます！キュンキュンできるよう頑張ってます！笑 当初は出す予定のなかったキャラなので、評価頂けて嬉しい限りです…！ (2020年10月21日 21時) (レス) id: 7b1df57a60 (このIDを非表示/違反報告)
五月 - サンジ目的で見ていた筈なのに、いつの間にか夢主ちゃんが見たくて来てる...アルナさんの文才からなせる業ですね!(^^)! (2020年10月21日 7時) (レス) id: e42a882344 (このIDを非表示/違反報告)
チリーノ - もうキュンキュンしっぱなし!!!ヴァルドくんカッコイイ〜(//∇//) (2020年10月19日 21時) (レス) id: c3fee6268f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2020年9月14日 15時
