楽しい時間は ページ5
〜Your side〜
『貴方に興味があるの』なんて言われるとは思っておらずびっくりしたが、どうぞと3人を招き入れた。
お茶を淹れるため、キッチンへ向かったが、案内した筈の客人が何故か横にいた。
「Aちゃ〜ん♡俺も何か手伝うことない〜？♡」
「だ、大丈夫ですよ、どうぞ座ってお待ち下さい。」
「Aちゃんがそう言うなら…でも人手が必要な時は言ってね〜♡」
先程のこともあって、なかなか目を合わせづらかったが、素直に断ると案外あっさり戻っていった。
そんな中、あんなに男性に迫られたことがない私の心臓は、煩いままだった。
紅茶と茶菓子を持って行き座ると、ロビンさんは嬉しそうに私を見てきた。
どうしていいか分からず固まってしまっていたところ、彼女は2冊の本を取り出した。
「これは…」
「貴方と、貴方のお父さんが書いたものよね？」
「マジかッ！！これAが書いたのか？！」
ウソップさんの発言に頷くと、凄い凄いと感嘆の嵐が巻き起こった。
本のことで褒められるのは少々照れ臭いが、素直に嬉しかった。
「これを書いた貴方と、お話したかったの。」
「そういうことでしたか、それなら気が済むまで…ついでですから、この島のことも色々お教えしましょうか？」
「いいのか？！」
「勿論です、私が答えられる範囲でですが…出来れば、海賊の皆さんに有益な情報も。」
「Aちゃん優しいな〜♡」
ということで、後はひたすら喋っていた。
主に話を振ってきたのは彼らからだったが、それでも充分楽しかった。
島の人達以外の人とこんなに話したのは、いつ振りだろうか。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ去った。
「あら、もうこんな時間…」
「そろそろ船に戻らねェとゾロ達にどやされちまう…んじゃあA、急で悪ィけど、またな！」
「はい、また。」
玄関で見送り、3人一斉に外へ駆け出したかと思いきや、サンジさんだけがピタッと足を止めた。
何か忘れ物でもしたかと家の中を見るも、忘れ物らしき物は見当たらなかった。
流石に疑問に思ったウソップさんがサンジさんに声をかけると、
「悪いウソップ、食糧の買い出ししてから戻るってナミさんに伝えておいてくれ。」
「あ、ああ、分かった！」
と、ウソップさんとロビンさんは走って港まで戻って行った。
2人が見えなくなったところで、サンジさんは振り返って私にこう言った。
「というわけでAちゃん、急で悪いんだが、案内頼めねェかな？」
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アルナ(プロフ) - 五月さん» コメントありがとうございます！あらら、夢主ちゃん強しですね…文才だなんて、嬉しいお言葉ありがとうございます…！ (2020年10月21日 22時) (
レス) id: 7b1df57a60 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - チリーノさん» コメントありがとうございます！キュンキュンできるよう頑張ってます！笑 当初は出す予定のなかったキャラなので、評価頂けて嬉しい限りです…！ (2020年10月21日 21時) (レス) id: 7b1df57a60 (このIDを非表示/違反報告)
五月 - サンジ目的で見ていた筈なのに、いつの間にか夢主ちゃんが見たくて来てる...アルナさんの文才からなせる業ですね!(^^)! (2020年10月21日 7時) (レス) id: e42a882344 (このIDを非表示/違反報告)
チリーノ - もうキュンキュンしっぱなし!!!ヴァルドくんカッコイイ〜(//∇//) (2020年10月19日 21時) (レス) id: c3fee6268f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2020年9月14日 15時
