海賊 in 酒場 ページ2
〜Your side〜
日が昇り、住民が楽しむ1日がやってきた。
島の皆の賑やかな声が段々大きくなってくる頃、私は身支度を終えているだろう母の部屋へ向かう。
「母さん、おはよう。」
「おはよう、A。昨日頼んでた下準備はしてくれた？」
「昨日酒場の厨房でやっておいたよ。」
「流石ね、それじゃあ先にお店に行ってるから、そうね……13時にいらっしゃい。」
分かったと返すと、行ってきますととても爽やかな笑顔で酒場に向かう母。
無事に見届けた後、自室に戻って執筆作業に勤しむ。
プロットは全く決まっていない。だけど、何も決まっていないからこそ、生み出せる作品もある。それが私の作品を作る上でのモットーだ。
それに、この島にいる限り、プロットなんかなくたって問題ない。
この島そのものが、作品と言っても過言ではない。
この島は"エタニティシビリアン"
この島に入った者は、例え海軍でも、海賊でも、誰もが同じ立場の住民。
決して相手に危害を加えることは許されない。
もしも攻撃的な行動・発言をした場合、厳しく罰せられる。
上も下もない、"平等"と"平和"がモットーの島。
それだけその2つに重きを置いている。
つまり、守らなければいけないことはただ1つ。
自分がこの島の住民だと思って過ごすこと。
そんなこの島は、賑わわないことを知らない。
毎日毎日、誰もが子供のように楽しんで1日を終えるのが当たり前。
今日も自然と筆が進む。
しかし、異変が起きたのはそれから数時間後。
いつもよりも外が賑やかで、騒がしいくらいだった。
何が起こったのか気になり外へ出ると、事態は一瞬で呑み込めた。
「上陸だァーー！！！」
思わず声を漏らしてしまう程、大きな一声。
間違いない、海賊だ。
そう察した私は、急いで母の営む酒場へ向かって駆け出した。
「ああ、A！流石ね、着替えたらそれをあっちのテーブルに運んで！」
「了解」
急いで着替えて海賊の方がいる席へ料理を運ぶ。
あの海賊が来たからなのか、いつも以上に酒場は賑わっていた。
まあ、もう慣れてしまった私には関係ないことだが。
「お待たせしました、サラダ1人前と骨付き肉になります。」
「ありがとう！」
「おー！美味そ〜だなァ！！」
顔を見る余裕は流石になかったので急いで持ち場に戻ったが、あの麦わら帽子には見覚えがあった。
まさか、あの一味が来るとは……
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アルナ(プロフ) - 五月さん» コメントありがとうございます！あらら、夢主ちゃん強しですね…文才だなんて、嬉しいお言葉ありがとうございます…！ (2020年10月21日 22時) (
レス) id: 7b1df57a60 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - チリーノさん» コメントありがとうございます！キュンキュンできるよう頑張ってます！笑 当初は出す予定のなかったキャラなので、評価頂けて嬉しい限りです…！ (2020年10月21日 21時) (レス) id: 7b1df57a60 (このIDを非表示/違反報告)
五月 - サンジ目的で見ていた筈なのに、いつの間にか夢主ちゃんが見たくて来てる...アルナさんの文才からなせる業ですね!(^^)! (2020年10月21日 7時) (レス) id: e42a882344 (このIDを非表示/違反報告)
チリーノ - もうキュンキュンしっぱなし!!!ヴァルドくんカッコイイ〜(//∇//) (2020年10月19日 21時) (レス) id: c3fee6268f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2020年9月14日 15時
