知った事実は残酷だ ページ24
〜緑谷side〜
インターンに起きた事が色々あり過ぎて、モヤモヤしたまま授業に臨む事になってしまった。
結果は言わずもがな。見るに耐えない程酷かった。
このままじゃよくない！！
そう焦りを感じ、授業終了後、職員室へ向かった。
オールマイトはジョギングをしているとミッドナイトから聞き、急いで追いかけた。
僕に気付いた瞬間驚き、咳き込んでいた。
まるで、僕が言葉を発するのを遮っているかの様にさえ感じてしまった。
そんなオールマイトの背中を見ながら、ゆっくり言葉を発した。
「全部、知ってたんですか？…ナイトアイがワン・フォー・オールを知っていて、通形先輩と針宮さんが後継の候補だったって……全部知ってたんですよね…？何で言ってくれなかったんですか…」
抑えていたものが、全部溢れ出した。
実技面接の時に、ナイトアイにふいに言われた言葉…
『やはり"ワン・フォー・オール"は、ミリオかAに継がせるべきだった。』
あの時は、本当に思考が追いつかなかった。
結局そのままだったけど、気になって仕方なかった。
「言う必要…あったかな。」
振り向かず走り続ける彼に声を荒げて叫んだ。
それと同時に、更に彼に対する思いまで溢れて来て、如何にも止められなかった。
僕は…知りたいんだ、オールマイト
小さい頃から憧れていた、貴方の幾多のファンの1人としてじゃなく、貴方に認めてもらった、ヒーローになれると言ってもらった…貴方の"後継者"として、全部知りたいんだ。
「この話は、君の為にならないと思った。…本当に聞きたいのか？」
「このまま秘密にされるよりはいいです。」
「…後悔するなよ。」
「……はい。」
そこからの話は、僕にはただ一言…"絶望"と呼べるものだった。
話を1つ1つ理解していく事で、ある事実が浮き彫りになっていった。
それは…僕が最も受け入れたくない真実だった。
「オールマイトが…死んじゃう…」
それが何度も、頭の中を駆け巡った。
震えが止まらない僕を置いて、また走り始めた。
それを止め、予知が今年か来年である事を知り、目にはどんどん涙が溜まっていった。
「体育祭で…覚えてますか！？約束…！したんだよ…僕っ…果たせなかったんだ。果たせるまで生きててよ…！」
今までのオールマイトとの思い出がフラッシュバックして、ついには溢れ出して叫んだ。
「"僕が来た"って言うところ、生きて見ててよ、オールマイト！」
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アルナ(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます！不定期ながら更新していきますので、これからも宜しくお願いします！ (2020年4月12日 20時) (
レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月12日 18時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます。面白いと言って頂けて本当に嬉しいです！どんどん出せるように頑張ります！ (2018年11月24日 9時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2018年11月20日 7時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2018年9月30日 17時
