【リレー小説】スカイハイ転生学園！～職業体験編～ (ページ34)

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プライドと魔法と【レイス・ウィスルト】ページ34

「…暑い、この暑さどうにかならないのかしら…」
彼女は愚痴を零す

だってまだ始めたばかりなのに頭痛と暑さが襲ってくるからだ。

…やっぱり外掃除とかは向いてないわね、とそう思いながら手を動かし、掃除をする。

周りが騒がしいのがさらに頭を痛くさせる

そうして掃き掃除が終盤になると彼女は胸騒ぎの原因の気配を

「…胸騒ぎの原因は…オーバードーズだったのね。体調が優れないのに…」

愚痴を零しつつ幼い頃に、亡き母親から貰った魔導書を密かに取り出し戦闘準備に取り掛かる。

私は結界魔法を得意とするからあまり戦えない、他の魔法も使えるけどすぐに熱を出してしまう…足でまといにならないように…

そう思っていたら来たのだ。

オーバードーズが

｡+ﾟ☆ﾟ+｡♪｡+ﾟ☆ﾟ+｡♪｡+ﾟ☆ﾟ+｡♪｡+ﾟ☆ﾟ+｡♪｡+ﾟ☆ﾟ+｡♪｡+ﾟ☆ﾟ+｡

「くっ…キリがない…！」

オーバードーズの人数が多いため苦戦していた。
自分がやれることに専念し、攻撃を受けそうになった先生や、他の人達に結界を貼り続ける。

「はぁ…はぁ…(連発で魔法を使っているせいか身体中が痛い…でもまだやらなきゃ、だって…まだ…みんなが)」

そう思っていたら

「あの銀髪の女、もしかして雑魚か？」

「雑魚だろ、さっきから結界しか貼ってないから他の魔法使えなくて戦えないんだろ」

「ならさっさと殺るか」

と声が聞こえてきた

「…は？」

雑魚？結界しか貼れない？他の魔法使えない？

…ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな

私がどれだけ頑張ってきたと…

私がどれだけこんな身体じゃなかったらみんなの役に立てたのにって思ったか…

私がどれだけ悔やんだか、私がどれだけ……

「…私がどれだけ辛かったか知らないくせに！『乙女のティア・ストーム』」

「「え、あ、ちょ、ぎゃぁぁ」」

「ざまぁご覧あそばせ。これが乙女の力よ…これからは私をバカにしない事ね」

そう言って、彼女はまた味方の元へ行き、結界を貼った