40*初日の夜の話 ページ41
｢ぼっくん初戦突破おめでとー！｣
｢Aちゃん！ありがとな！｣
試合後のぼっくんとハイタッチするも、ふっ飛ばされたのは私です。強い…
｢大丈夫ですか？
木兎さん、力加減を考えて下さい｣
よろけた私は赤葦君にぶつかって、そのまま支えられるから赤葦君もフィジカル強いみたいだ。
第8試合、只今の時間は8時過ぎ。
初日だからたくさんの学校が試合をするから仕方ないとは言え、待たされる選手も大変だなぁ…と思っている。
｢赤葦君もお疲れさま。寒いからお風呂でしっかり温まって早めに寝るんだよ！｣
｢ありがとうございます。
Aさんはいつまでこっちに？｣
｢いつまで居ても良い？｣
梟谷学園の友達と話していたてっちゃんに声を掛けると｢このまま東京で暮らしてもいいぞ｣なんて言われる始末。
今回も黒尾家に泊めさせてもらっており、ご家族には迷惑を掛けているし、とても感謝しています。
｢…黒尾さんに変な事されてませんか？｣
｢てっちゃん紳士だからだーい丈夫だよ。寝てる部屋も違うから安心して！
私は明日の夜に帰るよ。明後日以降の試合はネット配信で見るし応援してるね｣
赤葦君のてっちゃんを見る目と、無罪なんて両手を上げる姿に笑ってしまう。
少ししてマネージャーらしき荷物を持った二人の女の子も来て、ぼっくんが紹介してくれるから二三言葉を交わして彼等は宿泊するホテルへと向かった。
見送る様に私達も電車に乗り黒尾家に帰ることに。
どの切符を買うかわかる事、自分で買え、ドヤ顔で切符を見せると盛大に笑われたの解せぬ。
｢寒くねぇ？｣
｢ちょっと寒いから、てっちゃんにくっついてるね｣
｢…寒くなくてもくっついてません？｣
ニヒヒと笑えばあちらも笑って、腕を組んだままでいてくれる事はもう知っていて。
途中で食事の為外に出たとは言え流石にこの時間まで観戦すると思わなかったから、バレー大好きな私は大いに楽しめている。
｢遅くまで付き合ってくれてありがとね｣
｢それを言ったら俺だって木兎達見たかったから連れ回しちまったろ？今頃おいかー君心配してんだろうな｣
案の定、徹からは[まだ体育館にいるよね?!お前ネット配信で映ってたの見たからね！]と連絡が来てた。その文面を見せれば｢ほらな｣と口角を上げてる。
楽しかった。すごく。
バレーは勿論だけど、隣にずっと居てくれた彼の存在も大きい。
好きで、離れたくない。このまま東京に残りたいくらいだ。
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モカ(プロフ) - ぽぽさん» コメントありがとうございます🩷全部読んで貰えて嬉しいです！映画見たら再熱して久しぶりに帰ってきました😄もだもだしてる恋愛話になりますが、お付き合い頂けると有り難いです✨ (3月4日 20時) (
レス) id: 82c75c460a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 文章がおかしくなってしまいすみません🙇♀️陰ながら応援しています！！ (3月4日 18時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - コメント失礼します。モカ様のHQの作品に魅了されて2、3年前にすべて読破しまして、見覚えあるタイトルに惹かれて拝見したらモカ様の作品でとても驚きました ; ; 今作も大好きです😽💖 (3月4日 18時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2024年2月28日 10時
