19*新しい友達?友…達、なのかな? ページ20
外周が無いだけで部活の日と変わらないような、それよりもハードに動くようなスケジュールを熟している。
体育館には他にも高校生や、大学、社会人などもいて、代わる代わる試合をしたり観戦したり。
「やっくんって中学でも有名な選手だったんでしょ?徹のサーブでもふわぁって私の上にくれるから気持ち良かった〜」
「サーブ取られた時の及川にスカッとしたよな」
「そんなに褒めんなよ。目指すは音駒の正リベロだな。そんでもって全国制覇だ」
カッケェ…!マッキーと点数係をしながら言って退けるやっくんに感嘆の声を漏らす。後ろにやっくんがいる時の心強さは半端ない。それは青葉城西のみんなが思っているはず。
「あ、また新しい人達来たね。
おや、てっちゃんの友達?やっくんも知ってる人?」
少し先でてっちゃんがわちゃわちゃしてるのを指差すと「あぁ」とやっくんは言い
「東京の戸美学園の奴等。黒尾と今話してる奴は昔から知り合いらしい」
「へぇ、クールイケメンさんだ。
挨拶してこよっと!マッキー得点お願いね!」
「挨拶じゃなくて、顔面偏差値でチヤホヤされに行くだけだろ」
「うふふ」
「俺、Aの可愛い自分に自信持ってるとこすげー好き。おもしれぇよな」
「実際俺もキライじゃない。顔だけは誰よりも可愛いのに性格が及川同様面白枠なんだよ、アイツ」
後ろでやっくんとマッキーになんか言われてるけど、気にせずてっちゃんの元に駆け寄り腕に抱きつきクールイケメンを見上げた。
「こんにちは!てっちゃんのお友達ですか?」
「!?…どーも。友達では無い、けど。
え、彼女?」
「彼女じゃないよ。宮城から遊びに来たAです。ね、てっちゃん」
あれ?これは失敗したかな。
てっちゃんのなんとも言えない表情と、品定める様なクールイケメン。とりあえずにっこり笑って、てっちゃんから手を離した。
「宮城で合宿したときに仲良くなったAちゃん。
因みに双子の弟君とそのお友達も一緒」
「ふーん。
初めまして、Aチャン。大将優です。
あんまりにも可愛い子だから黒尾のお気に入りなのかと思ったよ。
…騙されないように気をつけてね?」
「はぁ?俺がAの事騙すわけ無いんですけどぉ?」
仲、悪いのかな?飛雄ちゃんにじゃれつく時の徹みたいだ。
クールイケメンこと大将君は私に見えないよう舌出して中指立ててる。
試合が入れ替わると岩ちゃんに呼ばれ側を離れちゃお。
「浮気かよ、最低野郎」
「だから友達だっつーの」
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モカ(プロフ) - ぽぽさん» コメントありがとうございます🩷全部読んで貰えて嬉しいです!映画見たら再熱して久しぶりに帰ってきました😄もだもだしてる恋愛話になりますが、お付き合い頂けると有り難いです✨ (3月4日 20時) (レス) id: 82c75c460a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 文章がおかしくなってしまいすみません🙇♀️陰ながら応援しています!! (3月4日 18時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - コメント失礼します。モカ様のHQの作品に魅了されて2、3年前にすべて読破しまして、見覚えあるタイトルに惹かれて拝見したらモカ様の作品でとても驚きました ; ; 今作も大好きです😽💖 (3月4日 18時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モカ | 作成日時:2024年2月28日 10時