17*幼馴染とお友達と ページ18
「ただいまーっと、Aちゃんに研磨。
こんなとこで俺等帰って来んの待っててくれたの?」
「研磨君ってさっき教えてくれたセッターの子?
俺、及川徹。よろしくー」
「…よろしく、お願いします」
人見知りなのか?てっちゃんもなかなかパリピだから、研磨とは合わなそうだけど幼馴染って言ってたから仲良しなのだろう。
汗だくの二人はシャワーを浴びるらしく、研磨とさっきの続き。
「Aはキャラレベルは上げてそうだけど、魔法とか体力のパラメータ、装備ランクとかは上げてた?」
「?装備もレベルとかあるの?」
えー…みたいな顔をされつつ。勝てなくて放置してたけど帰ったらレベル上げしよう。また聞きたいからと連絡先も交換してもらった。
「ちょいちょい、研磨は名前で呼んでんの?!」
「Aがいいって言うから」
「てっちゃんも名前で呼んでくれていいよ!
あは、お風呂上がりで髪ぺったんこ。」
昨日今日とされるからここぞとばかりにてっちゃんの頭を触 らせてもらう。徹より固い髪質だ。
肩に掛けてあるタオルで拭いてあげるも、されるがままにさせてくれる。
「夏だからドライヤーしなくても乾きそうだね
おばあちゃん用意してくれてたから朝ご飯食べよっか。走って来たからペコペコでしょ」
大した手伝いは出来てない。お皿洗ったりしたくらい。
いつも部活が終わればお母ちゃんのご飯がある。女の子なんだからお料理に関するお手伝いもしなきゃなぁ…と、痛感。
研磨は帰るからとてっちゃんも外に。
私はシャワー終わりの徹に、おばあちゃんと一緒に配膳中。
黒尾side
研磨の家から貰ったお裾分けのお礼をばあちゃんから手渡され、隣の家に二人で向かう。人見知りの研磨がAちゃん…Aと話してるのは意外だったけど、あの子の人懐っこさなら不思議ではない、か?
「A、良い人だね。俺に合わせて声の大きさ変えてくれたり、グイグイ来ない」
「写真より可愛いだろ?」
「可愛いは認める。
……昨日も白崎さん来てたよ。」
白崎は彼女の苗字。研磨とも同じ中学だから話した事は無くとも、存在は知っている。
昨日は友達と会うって言ってたんだけどな。
「二股は良くないと思う。」
「Aは友達ですー」
「…俺はAって言ってないけど?」
冷めたような目で俺を見てから家に入って行く。いやいや、俺も研磨んちに用あるし。
おばちゃんに手渡し、腹も減ったから家に戻るも華やかな食卓にじいちゃんも嬉しそうだな。
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モカ(プロフ) - ぽぽさん» コメントありがとうございます🩷全部読んで貰えて嬉しいです!映画見たら再熱して久しぶりに帰ってきました😄もだもだしてる恋愛話になりますが、お付き合い頂けると有り難いです✨ (3月4日 20時) (レス) id: 82c75c460a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 文章がおかしくなってしまいすみません🙇♀️陰ながら応援しています!! (3月4日 18時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - コメント失礼します。モカ様のHQの作品に魅了されて2、3年前にすべて読破しまして、見覚えあるタイトルに惹かれて拝見したらモカ様の作品でとても驚きました ; ; 今作も大好きです😽💖 (3月4日 18時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モカ | 作成日時:2024年2月28日 10時