15*ボーイズトーク ページ16
｢ほら、寝た｣
早寝なAは疲れもありあっという間に寝た。
どこでも寝れる図太さと、疲れの限界と。
眠くなるといつも訳分からん事言う
｢おやすみ三秒｣
｢俺等寝る前に部屋に連れてくからまだここに置いてていい？｣
｢俺は構わないけど。
いやぁ、おいかー君のお姉さん。寝顔も可愛いとか。｣
ベッドから落ちる長い髪を一束取り、指でくるくるしながらクロちんは眠るAを見つめている。
たしかに、俺と似てるから寝てるだけでも造形が良すぎるんだけどね！
｢今日は朝からAの面倒見てくれてありがと｣
｢迷子になったのは流石に焦ったけど、約束守っててくれたからすぐ見つかったし。面倒って言うけど、俺は俺で良い思いさせてもらったので｣
｢…やっぱり好きなの？｣
俺の言葉に数秒見つめ合い、ニヤッと笑うクロちん。
優しいから面倒見てくれたのか、Aだからなのか。
元々面倒見は良さそうだけど…
｢どうだろうな。
前回の合宿では一緒にいた時間少ないし、ぶっちゃけ顔が良過ぎて東京来てって誘った自覚はあります。」
｢自覚あったんだ。俺等来たかったから全然来たけど｣
｢ワガママって言うより素直過ぎんだろうなぁって思った。
表情もコロコロ変わって、愛嬌もあって。見てて飽きない。｣
クロちんならそこら辺の訳分かんねー先輩より安心してAを任せられる。
ただ、このちゃらんぽらんに遠距離恋愛は無理。
俺だってほぼ会えないのはキツイし、他所に手を伸ばしてしまいたくなる、はず。
最推しは岩ちゃんとくっついて守ってもらいたいけど、岩ちゃんはAの事を幼馴染としてしか見てないだろうなぁ。
寧ろAもそうだ。
｢時間あれば宮城にもおいでよベニーランドいこ。｣
｢Aちゃんも行ってたけどベニーランドってなによ？遊園地？｣
｢仙台を代表するレトロ遊園地。
Aは向かいにある動物園のが好きだよ｣
鼻歌を歌ってみるも知らないみたいな顔されてる。
ローカルだから仕方ない。
検索かけて調べてくれるから覗き込む。
部屋を移動させようと眠るAを起こそうとするも、可哀想じゃね？とクロちんが抱き上げて隣の客間に連れて行く。
家のお姫様は寝たらほぼ起きないから手が掛かる。
｢重いのにごめん、ありがとう。そのへんに転がしてても寝るからコイツ｣
｢軽くはないけど、やわっこくて正直ドキドキするんですけど｣
｢えー…俺連れてくから返して｣
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モカ(プロフ) - ぽぽさん» コメントありがとうございます🩷全部読んで貰えて嬉しいです！映画見たら再熱して久しぶりに帰ってきました😄もだもだしてる恋愛話になりますが、お付き合い頂けると有り難いです✨ (3月4日 20時) (
レス) id: 82c75c460a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 文章がおかしくなってしまいすみません🙇♀️陰ながら応援しています！！ (3月4日 18時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - コメント失礼します。モカ様のHQの作品に魅了されて2、3年前にすべて読破しまして、見覚えあるタイトルに惹かれて拝見したらモカ様の作品でとても驚きました ; ; 今作も大好きです😽💖 (3月4日 18時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2024年2月28日 10時
