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真紅の暴君 ページ9

――――――――――・・・・


次の日。


今日もエペルと一緒に登校していると、少し前に昨日の新入生の子とユウさんと狸がいた。よく見ると男の子の首には首輪がついていた。


『...(よくやらかす子だなぁ。)』


エペルもその男の子を凝視していた。


「あれは、隣のクラスの子ですね。」


エペルの話を聞くと、彼の名はハーツラビュル寮のエース・トラッポラというらしい。


すると、後ろから...


「やぁ、おはようA。」


後ろを振り向くと、リドルが立っていた。リドルは私たちの少し前にエースくんがいるのをみると


「...あぁ、彼のことかい?」


私の考えていることが分かったのか、リドルは昨日起きたことを説明してくれた。


どうやら、エースくんは寮のキッチンの冷蔵庫にあるタルトをリドルの許可なく食べてしまったようでリドルによって首輪を付けられたらしい。


「全く、ハートの女王の法律・第89条【女王の許しなくタルトを先に食べてはならない】を破るだなんて...。」


リドルはやれやれ...といった表情をしているがそんな法律覚える方が大変だろう。


私とエペルはエースくんどんまい...と思ったのであった。



――――――――――・・・・


今日の飛行術はどうやら他クラスとの合同授業らしい。


私は箒を持ちながらぼんやりとラギーの話を聞いていると...。


「おぉ!!!Aとラギー!!!」


やたらと元気な声が聞こえてきた。声の主の方を見ると


「なんだなんだ??元気がないなぁ〜」


箒ではなく何故か絨毯を持ってきているカリムがいた。


「なんで箒じゃないんっスか!?」


ラギーはカリムにツッコミをいれていた。


「えぇ〜...なんか箒ってしっくりこないんだ。」


『...(そんな理由で)』


私とラギーは呆れつつも、カリムと共に授業が始まるのを待っていた。


暫く経って、先生がやってきた。いつ見ても暑苦しい先生だ。


「空を飛ぶのって楽しいよなぁ〜!!」


カリムは先生にお願いをして絨毯に乗って授業を受けている。


「カリムくん、絨毯の扱い上手いっスね〜。」


『...(めちゃくちゃ安定してる。)』


私とラギーも飛行術は得意なので、3人して空高くに舞い上がっていた。


私は途中、考え事をしながら飛んでいたため、突然吹いてきた強風に身体のバランスを崩してしまった。

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りー - カリムとジャミルのフェアリーガラはSRですよ (2021年12月3日 5時) (レス) @page47 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
しのぎ - 続きがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁないぃぃいいいいアだとぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!更新頑張ってください!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 0eebcb3b29 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー・ルーク最推し - 夢主ちゃんの活躍がとってもカッコよく、ルークさんと仲良いのがめっちゃ最高です!続きが楽しみです! (2020年7月14日 23時) (レス) id: 3d20bcbc75 (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 夢主ちゃん素敵!!続きが楽しみです(о´∀`о) (2020年5月10日 18時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - えっやば好き (2020年5月10日 17時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山はる | 作成日時:2020年5月4日 18時

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