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そろそろ登校の時間になったので、エペルと登校することにした。
すると何やらメインストリートの方が騒がしかった。
エペルは近くの生徒に何があったのか話しかけていた。
『...(あの狸のような気が。)』
エペルは話が終わったのか、私の方に駆け寄ってきた。
「どうやら、狸が石像を黒焦げにしたようです。」
『...(私の予想が当たった。)』
エペルは少し考え込むと私に、
「A姉さん、ここは違う道から学校に向かいましょう。」
私は頷くとエペルと共に、違う道から学校に向かった。
『...(ユウさんどんまい。)』
――――――――・・・・
エペルと別れて教室に向かった。最初は魔法史の授業なので席に座ってのんびりとしていると。
「A、おはようッス!」
同じクラスのラギーが話しかけてきた。
ラギーは隣の席に座ると他愛もない話をしてきた。
「監督生と狸と新入生の子が朝からなんかやらかしたらしいッスね。」
『...石像燃やした。』
ラギーはなんだ知ってたのかと驚きつつも、
「それで罰として窓ふき掃除100枚らしいッスよ〜」
ラギーはそういうとシシシっ♪と笑った。
『...楽しそうね。』
そこから、課題の話とか他の授業の話をしていると先生がお馴染みのネコを連れてやってきた。
授業中はラギーが変な絵を見せて来たりしたので仕返しに絵を描いて渡したらラギーはブフォッと物凄い音を立てて笑った。
...まぁ案の定先生に怒られた。ラギーだけ。
―――――・・・・
「はぁ〜...Aの絵が衝撃過ぎて...」
授業が終わりラギーと次は移動教室なので歩いていると、ジト目でこちらを見てきた。
『...ラギーが集中の邪魔してきたから。』
するとラギーは笑いながら...
「だからってこの絵はねぇ〜...」
そういいながら彼はさっき私が描いた絵を見ていた。
「...これ、ネコッスか?」
『...それハイエナ...。』
私がそう答えるとラギーはまた笑った。お腹を押さえながら。
「これは...何というか前衛的な???」
彼なりに私の絵の下手さをフォローしたいのだろうけど、素直に下手だねと言えばいいのに。その気遣いが私にはつらいのだった...。
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りー - カリムとジャミルのフェアリーガラはSRですよ (2021年12月3日 5時) (レス) @page47 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
しのぎ - 続きがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁないぃぃいいいいアだとぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!更新頑張ってください!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 0eebcb3b29 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー・ルーク最推し - 夢主ちゃんの活躍がとってもカッコよく、ルークさんと仲良いのがめっちゃ最高です!続きが楽しみです! (2020年7月14日 23時) (レス) id: 3d20bcbc75 (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 夢主ちゃん素敵!!続きが楽しみです(о´∀`о) (2020年5月10日 18時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - えっやば好き (2020年5月10日 17時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山はる | 作成日時:2020年5月4日 18時