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「これはこれは。成績優秀者50位からあぶれた哀れな皆さん。」
リーチ兄弟の真ん中に立っているアズールは胡散臭い笑みを浮かべてイソギンチャク集団に語り掛けていた。
「ようこそモストロ・ラウンジへ。」
「今日から君たちの主人になる男です！」
アズールはニヤリと笑いながら集団にそう言い放った。
私は気配を消しながらドリンクを飲みアズールと彼らの話を聞いていた。
まぁ、要するにアズールにテスト対策ノートをもらえる変わりの対価として自身の持つユニーク魔法を担保として預けたのだ。
『...(こういう契約はさせる側が有利になるように作られているのに。)』
私は溜息をついて集団を見つめていた。
...すると、あのおまぬけな狸が実力行使とか言ってアズールに立ち向かおうとしていた。
『...(なんのために両脇にリーチ兄弟がいると思っているのよ。)』
私の予想通り、アズールはリーチ兄弟に遊んであげなさいと言い放った。
結果は当然のこと、リーチ兄弟の勝利である。
「どんな魔法を使おうが、この契約書に傷1つつけることはできませんよ。」
「さぁ、立ち上がってキリキリ働きなさい！」
イソギンチャク集団は、まじかよ。とか最悪だ...と嘆いていた。
「ジェイド、フロイド新入りの指導は任せましたよ。」
アズールはそのまま、イソギンチャク集団に紛れて侵入していたユウさんとサバナクローのジャックという子にお引き取りするように言っていた。
2人は難しい顔をしたまま、ラウンジを後にした。
アズールはカウンターで黙ってドリンクを飲んでいた私に近づいてきた。
「Aさん、遅くなりすみません。それで僕にお話とは？」
『...話したい事忘れた。』
私がそういうと彼はキョトンとした顔をしたのち、溜息をつきながら私の隣に座った。
「そちらのドリンクのお味はいかがですか？」
『...美味しいよ。』
「それはよかったです。」
そう言ったアズールの顔を見るといつもの胡散臭い笑みではなく、年相応の笑みを浮かべていた。
『...(いつもその笑みを浮かべたらいいのに。)』
私がアズールの顔を凝視しているのを不思議に思ったのか彼は
「...僕の顔になにか？」
『...いいえ。今日はもう帰るね。』
ドリンク代をアズールに渡し、私はポムフィオーレ寮へと帰った。
『...(また面倒事に巻き込まれるのかなぁ。)』
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りー - カリムとジャミルのフェアリーガラはSRですよ (2021年12月3日 5時) (
レス) @page47 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
しのぎ - 続きがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁないぃぃいいいいアだとぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！更新頑張ってください!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 0eebcb3b29 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー・ルーク最推し - 夢主ちゃんの活躍がとってもカッコよく、ルークさんと仲良いのがめっちゃ最高です!続きが楽しみです! (2020年7月14日 23時) (レス) id: 3d20bcbc75 (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 夢主ちゃん素敵！！続きが楽しみです(о´∀`о) (2020年5月10日 18時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - えっやば好き (2020年5月10日 17時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山はる | 作成日時：2020年5月4日 18時
