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「つかさぁ、もしここでオレを捕まえたってアンタらオレが犯人って言い切れなくないッスか?」
ラギーは疲れてばてている皆に向かって...
「だってオレが怪我させたって証拠、ないッスよね?誰がオレが魔法使ってるとこ見たんスか?」
「そんで、それに写真を撮ったりしたんスか?してないッスよねぇ?」
皆はラギーが畳み掛けるように言ったことに反論できずにいた。
『...(私はばりばり見てましたけどねぇ。)』
...まぁ今回は傍観者を決め込んでいるのでどちらの味方をするわけではない。
言い返せないでいると、ユウさんがラギーに卑怯者と叫んだ。
すると、ラギーはスっと顔が変わり声を若干低くして...
「卑怯者?褒め言葉ッスわ。」
...いつもの顔に戻り明るい口調で
「シシシッ!次オレを追い回すときには証拠揃えてから来てくださいッス。」
「ま、君たちじゃ無理だろうけど。」
ラギーはリドルたちのマジカルペンを置いてどこかへ走り去っていった。
『...調子に乗っていられるのも今の内よ。』
私はラギーが走り去っていった方を見ながら呟いた。
...するとどこからかサバナクローの1年生がやってきて、皆とひと悶着したのちケジメがついたらしく、自分たちの寮が何を企んでいるのかを白状した。
なにやら、熱いハートを持った1年生らしく、自分の実力でてっぺんを取らなければ意味がないと言い、卑怯な真似をしてまでてっぺんを取ろうと企んでいるサバナクローが許せないらしい。
『...(これは大きく事が変わりそうね。)』
更に、今回の一連の事件の犯人であるラギーのユニーク魔法について暴露し、サバナクロー寮の殆どがグルということも言っていた。
ルークと黙って話を聞き続けていると...
どうやら、大会当日にも何か仕掛けるつもりでいるらしく...。
熱いハートをお持ちの彼はその計画を潰すという...。
すると、そこへ話を聞いていたリドルとケイト先輩がやってきた。
リドルはサバナクローがやろうとしている事を阻止するための作戦があるといい
私とルークは気配を消してその作戦を黙って聞いていた。
皆は作戦を聞き終え大会当日に備えて各々がやるべきことをやろうということになり解散していった。
『...面白くなってきたじゃない。』
私はルークと木から降り、自分たちの寮に戻った。
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りー - カリムとジャミルのフェアリーガラはSRですよ (2021年12月3日 5時) (レス) @page47 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
しのぎ - 続きがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁないぃぃいいいいアだとぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!更新頑張ってください!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 0eebcb3b29 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー・ルーク最推し - 夢主ちゃんの活躍がとってもカッコよく、ルークさんと仲良いのがめっちゃ最高です!続きが楽しみです! (2020年7月14日 23時) (レス) id: 3d20bcbc75 (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 夢主ちゃん素敵!!続きが楽しみです(о´∀`о) (2020年5月10日 18時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - えっやば好き (2020年5月10日 17時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山はる | 作成日時:2020年5月4日 18時