荒野の反逆者 ページ24
...眠い。リドルのオーバーブロット事件から数日が経った。あれから割と穏やかな毎日を送っている。
『...(嵐の前の静けさって感じ。)』
穏やかな毎日を送れていることは嬉しいけれど、ここ最近ラギーの様子がおかしい。
具体的に何？と聞かれると難しい、周りの人には分からないと思うが私にはいつもの彼とは違うことは確かなのだ。
『(暫くは様子見...かなぁ。)』
そして今はお昼休みで、私はエペルやルーク、ヴィル姉たちと昼食を取るために大食堂に来ているが...いつも以上に今日はにぎわっていた。
私は辺りを見回し奥の方で皆が集まっているのが見えたのでそちらに向かった。
『...遅くなった。』
「全くよ、もう。何してたらこんなに遅くなるのよ？」
どうやら皆は私が来るまで待っていてくれたようだった。
『...飛行術の合同授業でカリムと遊んでて気が付いたら山にいた。』
私がそういうと皆は、は？という顔をしてきた。
ちなみにこの話には続きがあって、この合同授業はA・B・Cクラス合同で私とカリムが山で迷子になり中々帰ってこないことに違和感を感じた。ラギーとジャミルが...
――――――――・・・・
ラギーはジャミルと箒に乗ってのんびりと空を飛んでいた。
数分前にAとカリムが物凄い速さで空を飛びまわって遊んでいるのを2人は溜息をつきながら見て気を付けろと注意をしていたが2人は聞く耳を持たず遠くへと飛んで行った。
「...お互い、手のかかる子がいて大変ッスよねぇ〜。」
「全くだ。振り回されるこっちの身にもなってくれ。」
ラギーとジャミルは手のかかる子たちの愚痴話を零しながら授業が終わるまで静かに空を飛んでいた。
しかし、授業の後半になっても中々帰ってこない2人。ラギーとジャミルはお互いに顔を合わせ。
「めんどくさいことが起きてる気がするッスね。」
「同感だ...どうせ2人して迷子にでもなっているんじゃないか？」
ラギーとジャミルは2人が飛んで行った方向に超スピードで追いかけて行った。
...案の定、山の中で迷子になっていた2人はというと、暢気に動物と戯れていた。
そこに物の数分で現れた保護者勢にこっぴどく怒られ、学校まで戻ると授業はとっくの前に終わっていた。
...ということがあったことを伝えると、ルークやヴィル姉、エペルはラギーとジャミルにお詫びの兼これからもがんばれという意味を込めた品をプレゼントしようと思ったという。
――――――――・・・・
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りー - カリムとジャミルのフェアリーガラはSRですよ (2021年12月3日 5時) (
レス) @page47 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
しのぎ - 続きがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁないぃぃいいいいアだとぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！更新頑張ってください!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 0eebcb3b29 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー・ルーク最推し - 夢主ちゃんの活躍がとってもカッコよく、ルークさんと仲良いのがめっちゃ最高です!続きが楽しみです! (2020年7月14日 23時) (レス) id: 3d20bcbc75 (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 夢主ちゃん素敵！！続きが楽しみです(о´∀`о) (2020年5月10日 18時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - えっやば好き (2020年5月10日 17時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山はる | 作成日時：2020年5月4日 18時
