◇3◇ ページ3
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有「お疲れ様でしたー……ｸｯｼｭｯ！」
遅番の人が欠員になり続投で入った深夜バイト。
終わったのは深夜2時。
腹拵えにコンビニで弁当と酒を買って、あの公園の前を通った。
すると、また
＿ｷｰｯ…ｷｰｯ…ｷｰｯ…
この前ので分かった。これはブランコの音。
あの人、またいるのかな。
有「ｸｼｭｯ…」
風邪引いてないだろうか。
それだけ気になって公園の中へと歩みを進める。
古びてｷｰｯ…ｷｰｯ…と音をさせるブランコが揺れていた。
有「…この前の人ですよね？」
＿ｷｰｯ…、
？「…酔っ払いのお兄さん？」
有「やっぱり。
またこんな時間にブランコ遊びですか？」
？「…うん。」
声からして若い男の子って感じだな。
こんな時間に親は心配してないのか？
それにしても冷える。
ブランコ遊びとは若い子は元気でいいよな。
有「風邪引きませんでした？
俺はびしょ濡れで寝込みましたよ」
？「大丈夫…です……ｸｼｭｯ」
言った傍から控え目なくしゃみが聞こえた。
有「…ふはっ(笑)引いてるじゃん！
今日も冷えるし、早く帰った方がいいよ」
？「お兄さんは…？」
有「俺は今バイトの帰り」
？「そうですか…じゃあ、お大事に」
＿…ｷｰｯ…ｷｰｯ…ｷｰｯ…
再びブランコを漕ぎ出した彼は、まだ帰る気はないのだろう。
有「風邪酷くなる前に早く帰りなよ？じゃ、」
返事はなかったけど一応善意で忠告はして公園を出た。
いくつかバイトを掛け持ちしているから、翌日は違ったけど、二日後にあの公園を通ることとなる。
またあの不気味な＿ｷｰｯ…ｷｰｯ…ｷｰｯ…という音。
今日は寄り道をする気分じゃなかったから通り過ぎようとして、その音が突然止まった。
あの人も帰る気になったのだろうか。
なんだかんだ気になって見に行くと揺れたままのブランコ。
そこに人はいなかった。
有「…」
今更、本当は彼は幽霊でした。
なんてオチなら寝込むぞ？
恐怖心と好奇心でブランコへ近付いていくと、その下に何か黒い塊が落ちている。
黒いのは灯りの無いせいかもしれないけど…
それはぴくぴくと動いた。
有「…はっ、…ちょっと君！大丈夫？」
抱き起こしてみると荒い息を吐くばかりで応答はなく、体がすごく熱くなっている。
ネクタイをしているみたいで苦しそうだったので緩めてベンチへ運んだ。
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夢莉(プロフ) - すらささん» すらささん、初めまして！お返事遅れましてすみません。お兄ちゃんっぽいカッコいいところが書きたかったんです！伝わってると嬉しいです(^^)ありがとうございます！ (2019年7月14日 19時) (
レス) id: 5bdce97967 (このIDを非表示/違反報告)
すらさ - 大ちゃんヤバかっこいい！ 作者さん天才ですね！大好きです！ (2019年7月3日 19時) (レス) id: 83dcd98d4d (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - JUMPLOVEさん、お越しいただきありがとうございます！好みのお話で良かったです(^^)頑張ります〜！ (2019年7月2日 17時) (レス) id: 5bdce97967 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - この手のお話がとっても好みで、ありやまなのがほんっとにたまりません！！！応援してますので、更新頑張ってください！！！ (2019年7月1日 1時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - くるすけさん» くるすけさん、初めまして(^^)ありがとうございます！頑張らせていただきます!! (2019年5月18日 21時) (レス) id: 5bdce97967 (このIDを非表示/違反報告)
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