ーーー ページ40
・
ふわりと私の頬に触れるジョングクは今まで見た事ないくらいなんだな大人びた顔をしてて思わず動揺してしまう。
『グク…？』
JK｢俺がどんな気持ちでAのそばに居るか分かる…？｣
『え、…？』
JK｢好きな子の恋の話を聞かされて、でも幸せそうだから応援するしかなくて……それなのにそんなに悲しく泣くなんて…俺もう我慢できないよ？｣
グクの言葉が理解できなくて戸惑うのに、そのまま言葉を続けられる。
JK｢好きだよ、A｣
『っ、……』
真剣なジョングクの表情も、真っ直ぐな視線も頬を撫でる優しさもこれは冗談なんかじゃないって、ましてや友達に向ける言葉でもないと流石の私でも分かる。分かるからこそグクがそんなふうに思ってくれていたなんて知らなかったし、私は彼に辛い思いをさせたということに今更気づいた…。
JK｢お前が笑ってたら俺はそれでなんだって言いし、そばに居させてくれるならそれだけで充分俺は幸せだよ。｣
『グク…』
JK｢でも、そんなに泣くくらい苦しいならテヒョン先生なんてやめて…？俺なら幸せにしてやるし何だって理解してる。それくらい大切だから｣
グクのこもる熱に浮かされそうになる。こんな姿知らなくて速まる鼓動に息が苦しくて戸惑う私の頭を優しく撫でるグク
JK｢明日も朝迎えに来るから、ちゃんと目を冷やすこと。｣
優しいことは充分分かっていたけれど、こんなにストレートに言葉をくれるジョングクなんて知らなくてこの胸の音が何かなんて考える余裕すら無かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 844人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yumiya(プロフ) - naka198732さん» 素敵なコメントありがとうございます！付き合ってる所からスタートのお話もまた面白いかもしれませんね。ネタ帳にメモしておきます。本当に嬉しいお言葉ありがとうございました。 (2021年5月30日 1時) (
レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
naka198732(プロフ) - すごく面白かったです！背景描写と感情描写のバランスがよくて読みやすく感情移入できました。付き合ったあとの話も見てみたいです（続編でなくてもいいので、カップルのお話が見たいです）。頑張ってください！ (2021年5月28日 16時) (レス) id: dcbd582709 (このIDを非表示/違反報告)
yumiya(プロフ) - srさん» 完結してから時間がたっているのにコメントも読んでくださったことも感謝しております！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 0a6f74126a (このIDを非表示/違反報告)
sr - すごく面白かったです (2020年9月2日 20時) (レス) id: 53a26bd6a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yumiya
| 作成日時：2020年7月9日 0時
