ーー微熱ーー

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TH｢急にごめんね？顔色悪くてさ、｣




RS｢私の仕事だよ？謝らなくてもいいよ｣




なんて、クスクス笑い合う2人は想像以上にお似合いで2人とも綺麗な顔立ちがより一層私の気持ちを深く沈めさせる





RS｢熱計ってみよっか｣





近づいた先生は花みたいに甘い香りがして、何もかも完璧で勝ち目なんてこれっぽちもなくて…そもそも敵にすらなれてない事に勝手に落ち込んで…、





『せ、先生達って幼馴染なんですよね、…』




なんて自ら傷口を抉るような事を口走る。




RN｢うん、小学校の頃から一緒だよね？私が先生になるって行ったらテヒョンも同じ学校に来たの｣



TH｢いや、それは…、｣



少し照れくさそうに俯く先生と、テヒョン…なんて呼び捨てにできるリサ先生に羨ましくてたまらない。




RN｢まさか、数年後には同じ学校で働いてるなんて思わなかったけど(笑)｣




TH｢嬉しいくせに！｣




なんていつもよりもっと子供っぽく見える先生の眼差しを見れば誰だってきっと分かるだろう。愛おしそうに優しい目をする先生はやっぱりリサ先生が大切なのだと……好きなんだとそう分かる。






『なんだかお似合いですね…』




こんな言葉わざわざ言わなければいいのに、苦しい胸も泣きそうになる事も歯を食いしばるように我慢をするしか無くて、




TH｢Aさんにも大事な幼馴染がいるでしょ？君たちの方こそお似合いだと思うなぁー｣




悪気なんてこれっぽちもないだろうし、先生はきっと心の底からそう思っているのだろうけどその言葉には先生が私を女として見ていないと当たり前だけど直接そう言われたような気がしてならなかった。

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