ーー失楽園と楽園ーー 2 (ページ2)

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TH｢明日は休み？｣

『うん、テヒョンもでしょ？』

TH｢前にさ、見れなかった映画…いかない？、｣

少しだけ申し訳なさそうにするテヒョンはどこまでも優しい

『うん！行きたい！』

TH｢やったね、デートだ！｣

『デートなんかで嬉しいの？ほぼもう同棲してる様なものなのに(笑)』

TH｢毎日Aの家に来れることに感謝してるし抱きしめられることに感謝してるの。デートなんて出来る俺は世界一幸せなの！｣

ムスッと口を膨らませて、Aには分からないだろうけど！なんて拗ねるテヒョンの気持ちが少しはわかる気がするの。

『私だって、テヒョンの優しさに触れる度嬉しくてドキドキするんだよ？』

TH｢本当に、？｣

『当たり前じゃない。テヒョンって自分がかっこいいことに気づいてないのね。』

TH｢俺ってかっこいい？｣

『とってもね。』

大真面目にそう伝えてあげれば、綺麗な手で自分の顔を隠すテヒョン

『なぁに、みせてよ！』

無理やり剥がそうとすれば、ダメ！って大きな声で怒られるけどそんなこと言われたら余計に見たくなるもんで、

『耳赤いけど？もしかして、！』

恥ずかしがるテヒョンの手を無理やり剥がそうとした時、

『きゃっ、』

TH｢Aちゃんは悪い子だね、｣

なんて、真上にまたがるテヒョン。

形勢逆転だ……、